インタビュー・コメント

ダスティン・ポイエー「最後の王座挑戦かもしれない」

6月1日にニュージャージー州ニューアークにあるプルデンシャルセンターで開催されるUFC302のメインイベントでは、イスラム・マカチェフ対ダスティン・ポイエーのライト級王座戦が行われます。

この王座戦とショーン・ストリックランド対パウロ・コスタの2試合は、UFC300終了後の記者会見で、UFCのダナ・ホワイトから発表されました。

ポイエーは『The MMA Hour』に出演し、マカチェフへの王座挑戦が決まったことについて語っています。

「(ハンター・キャンベルから)連絡をもらったときには、メインイベントはすでに終わっていた。でもあの試合(アルマン・ツァルキヤン対チャールズ・オリベイラ)が終わった後、彼から電話があって『今戻っているところだ。すぐに知らせるよ。次は君の番かもしれない』って言われたんだ。マジかって思ったよ。心臓はバクバクで、汗だくで大勢のファンに囲まれている。ここから出ないとって思った。妻や姪と部屋に戻って連絡を待ち、そして電話がかかってきた。そこで翌日ルイジアナ州ラファイエットに飛び、荷物をまとめてトレーニングキャンプに直行した。自分にとっては十分な準備期間じゃなかったけど、8週間欲しいなんて言える立場じゃない。このチャンスに飛びついて、勝てるように頑張らないといけないんだ」

王者のマカチェフはポイエー戦に大きな自信を示しています。

しかしポイエーは、マカチェフが油断しているところに不意をつくつもりだと語っています。

「彼が言うことの中には、私への敬意がないものもあるような気がする。でもこの男をぶっ飛ばすつもりだよ。これが最後の挑戦だ。やってやるよ。ジムでマイク・ブラウンに『この男は君の柔術を過小評価しているし、君の危険性を過小評価しているんじゃないか』と言われたんだ。イスラムのインタビューでは、自分にとってイージーファイトだって言っていたと思う。InstagramやTwitterで、彼がそう言っているところをたくさんタグ付けされていた。よくわからないが、もしかしたら彼はどの試合でもそうなのかもしれない。でも私はライト級なら世界中の誰が相手でも倒せるし、フィニッシュできる。本当にそう信じているんだ。彼がそれを信じる必要はない。自分でそれを信じて彼をぶっ飛ばしに行く。私ならそれができるよ」

ポイエーは年齢的にも今回が最後の王座挑戦になるかもしれないと語りました。

「私はもう次に挑戦できる状況にはないと思う。とはいえ自分を揺さぶるようなプレッシャーを自分に課しているわけではない。ただそれが現実だ。私は現実主義者だよ。楽観的でいたいし、ベストな考え方を持っていたいが、現実も理解している。私は35歳だ。この階級はいつか進んでいかなければならないが、この仕事を最後までやり遂げようとしている。17歳でグローブをはめたのは、自分が世界一だと言うためであり、6月1日にそれを成し遂げるつもりだ。娘は初めて最前列で観戦する。娘に夢は実現できるんだということを伝えたい。これは私にとって大きなことなんだ。戦う以上のことだ。前にも言ったように、私が戦っているものは金銀以上の価値がある。それが私の人生であり、自分の誇りとなるもののために、もしこれが最後になるのなら、このスポーツから満足して去ることができる。満足した人生を送りたいんだ。勝利は保証されていない。もちろんだ。パウンド・フォー・パウンド1位の選手と戦うわけだけど、フィジカル的にもメンタル的にもベストな状態で、これを現実にしたい。夢を追いかけること。私の人生のストーリーだよ」