インタビュー・コメント

ダスティン・ポイエー「これが最後になるかはわからない」

UFC302のメインイベントでは、ダスティン・ポイエーがライト級王者イスラム・マカチェフに挑戦したものの、5ラウンドにダースチョークで敗れて王座獲得はなりませんでした。

ポイエーは試合前にこの試合で敗れたら、再びタイトル戦線に戻ってくることは難しいと語っていました。

試合後の記者会見でポイエーは、マカチェフとの王座戦に敗れたことについて語っています。

「世界チャンピオンになるために戦っていた。他に何か理由があるのか?スリルを味わうために戦うのか?中毒になっているのは間違いないよ。お金のためなのか?私には良い家族がいて、お金は必要ない。お金も大事だけど、健康が第一だ。じゃあ何のために戦うのか?もう一度チャンピオンになるためだ。連勝しても挑戦することはできないのだろうか?それはわからない。でも何度も登ってきた山だけど、挑戦するのは厳しいことだ。私は35歳だけど、みんなからは年寄りだと言われる。だが50試合戦ってきた。17歳からずっと戦ってきている。初めてケージで試合をしたのは18歳のときだ。戦績にない試合も10試合ある。たくさんの試合をしてきた。それと同時に、いつかは追いつかれることになる。もちろんパウンド・フォー・パウンド1位の男と戦ったばかりだし、スツールから離れるたびにこの試合に勝つんだと思っていた。スツールから離れるとき、『今夜は自分が世界チャンピオンになるんだ』と思ったのを覚えているよ」

「正直なところ、ハビブもそうだが、彼の動きは本当に不思議だ。あのタイミングは本当に奇妙だよ。もっと活発になって手数を出したかったんだが、彼が中に入ってくると変な動きをするんだ。コーナーからはずっとヒザを出せって言われていたんだが、そこからテイクダウンを取られそうな気がしてね。彼の動きはぎこちなくて、変なタイミングだから、コンビネーションが決まらなかった。それ以外は予想通りだったよ」

またポイエーは引退の可能性についても言及しています。

「答えはわかっていて、家族は私にやめて欲しいと思っている。でもまだ戦えるんだ。ただ自分が何のために戦っているのかを考えなければならないね。前回は若い選手に勝った。今回はパウンド・フォー・パウンド1位の選手と戦って、最後まで良い感じに戦えた。まだ戦い続けることはできるが、このスポーツに引退させられたり、押し出されたりするようなことは望んでいない。しがみつくような男にはなりたくないね。私はただ敬意を表し、尊敬の念を抱いている。どうなるかはいずれわかることだ。わからないけど、これが最後の試合になるかもしれないね」

「もし今夜ベルトを獲っていたら、このスポーツでやってきたこと全てに満足できたんだ。最終的な目標は達成できなかった。格闘技を始めた理由はアンディスピューテッド・世界チャンピオンになることで、まだ獲得していない。これが最後の試合になるかもしれない。わからないけどね。家に帰って、自分が何のために戦っているのか確かめるしかないよ」