6月29日にラスベガスで開催されるUFC303では、コナー・マクレガーが負傷により欠場することが決定しました。
対戦予定だったマイケル・チャンドラーも欠場することになり、メインイベントは代わりにアレックス・ペレイラ対イリー・プロハースカのライトヘビー級王座戦が決定しています。
UFCのダナ・ホワイトは『Jim Rome Show』のインタビューで、マクレガーは今後復帰するのかどうかについて語っています。
「素晴らしい質問だ。コナーは7月に36歳になる。十分なお金は手にした。ジョン・ジョーンズは再び戦うかもしれないし、しないかもしれないし、誰にもわからないことだ。コナー・マクレガーも再び戦うかもしれないし、しないかもしれない。あのレベルに達した選手の何人かはどうなるかわからない。もう二度と見れないかもしれない。歳をとっていくと、ケガをしやすくなるんだ。若くてハングリーで一文無しだった頃よりもケガが多くなり、ケガをしてまでそこに踏み出そうとは思わなくなるものだよ」
マクレガーやジョン・ジョーンズのようなスター選手が試合をしなくても、それほど困ることはないと語っています。
「よくあることだよ。レガシーを築き、お金を稼ぎ、自分のやりたいことを成し遂げてきたジョン・ジョーンズやコナー・マクレガーのような選手たちが出てくることに決して楽観的になれないんだ。いいかい、私は格闘技ビジネスをしている。毎週土曜日に試合をしなければならない。そういう連中が出場したら楽しいけど、私はビジネスをやっているんだ」
ホワイトは、マクレガーがより良い条件で再契約するために、試合前にわざと欠場したのではないかとの噂を一蹴しました。
「これまでに何度も言ってきたが、もう一度言う。コナー・マクレガーはそんなことはしたことがない。コナー・マクレガーは試合を前にして、契約の再交渉したり、より多くのお金を得ようとしたりしたことは決してない。それに近いことすらもない。ビジネスパートナーとして、彼は非常にしっかりしている。コナー・マクレガーは今ケガをしているんだ。それは間違いなく本当だ。彼はそんなことはしたことがないよ」
またホワイトは、試合がなくなったチャンドラーの今後について、マクレガーの復帰を待つのかどうかチャンドラーの意思にまかせるつもりだと語りました。
「哀れむべきチャンドラーは、コナー・マクレガーを待ちたいんだと思う。彼がどうしたいにせよね。彼が今夏に試合をすることを望むのであれば、することができる。彼は私が一緒に仕事をした中で最も偉大なアスリートの一人だ。彼は良い人だし、大好きだよ。彼にやりたいことがあるのなら、彼のために考えようではないか」