インタビュー・コメント

ベラル・ムハマッド「すぐにエドワーズと再戦しない」

UFC304のメインイベントでは、ベラル・ムハマッドがレオン・エドワーズを判定で下して新ウェルター級王者となりました。

2021年3月に両者は一度対戦しており、そのときはエドワーズのアイポークによってムハマッドが試合続行不可能となり、ノーコンテストに終わりました。

ムハマッドは試合後の記者会見で、エドワーズを圧倒したことで自身の実力を証明したと語りました。

「俺が世界最高の選手だということはわかっている。それを証明しなければならなかったし、みんなに示さなければならなかったんだ。みんなから勝てたのにって言われながら、3年間あの試合のことをずっと考えていた。あの試合はまだ始まってもいなかった。今回で始めることができた。チャンピオンを圧倒し、簡単にやっているように見せたよ。全米チャンピオンのレスラーであるコルビー(コビントン)よりも、(カマル)ウスマンよりも上手くやったんだ」

エドワーズはカマル・ウスマン、コルビー・コビントンに勝利して王座防衛に成功しましたが、ムハマッドはすぐにエドワーズと再戦するつもりはないと語っています。

「ああ、3年後に彼と再戦するよ。彼には上り詰めてもらわないとね。圧倒的な試合だったと思う。再戦する必要はないし、彼がすぐに再戦する資格があるほど長い間チャンピオンとして君臨していたとは思っていない。俺は彼のホームタウンに来て、彼の仲間の前で戦ったんだからね。だが俺がそれを阻止したんだ」

まだムハマッドは今後について、まずはウエルター級にいる若い選手を倒していくつもりだと語っています。

「(SNSで対戦を呼びかけられたラフモノフとの対戦について)もちろんだよ。俺は一度も試合を断ったことがないんだ。誰からも退いたことはない。多くの人たちが俺との対戦を断ってきたから、俺は今トップにいる。ウェルター級で最高の選手として、俺のレガシーを確固たるものにするんだ」

「次世代の選手たちを倒すことだと思う。シャフカト(ラフモノフ)、イアン・ギャリー、JDM(ジャック・デラ・マダレナ)がいる。だからみんながキラーだと言っている若い新進気鋭の選手たちがいる。彼らはまだ次は俺を殺すと言っているんだろう?だからもし俺がこれらの選手たちを倒し、その後昔の世代を打ち負かす。俺はただ自分にできないと言われたことを全て成し遂げた男になりたいんだ。その後でもし階級を上げて、ドリカスがまだタイトルを保持していてアデサンヤに勝てば、彼は俺に厳しいことを言おうとしたんだ。2本のベルトを手に入れるため、彼をぶちのめしに行くよ」