UFC305のメインイベントでは、イスラエル・アデサンヤがミドル級王者のドリカス・デュ・プレシに挑戦したものの、4ラウンドサブミッションで敗れて王座奪還はなりませんでした。
アデサンヤは試合後の記者会見で、負けることは運命だったとしながらも、これでやめるつもりはないと語りました。
「このタイムライン全体がどのように機能しているのか不思議だ。やはりまた運命だね。これは俺が計画したことではない。これは俺が現わしたものではないが、不思議なことを信じている。全てのことには理由があるんだ。人生でも思い通りにならないことがあった。そして後になって、なぜあのとき自分の思い通りにならなかったのか、それは自分に起こり得ることがあったからだと納得できる。それでも俺の運命だ。ベルトのことじゃない。この試合で自分がやりたいことをやるだけだ。さっきも言ったように、まだ先は長いんだ」
試合前にはトラッシュトークで緊迫していたものの、試合後にはバックステージでデュ・プレシがアデサンヤにプレゼントを渡し、両者の家族もその瞬間を分かち合いました。
Dricus Du Plessis and Israel Adesanya share an incredible backstage moment after #UFC305 and embrace each other families. ❤️ pic.twitter.com/Dsu7btTZyV
— MMA Junkie (@MMAJunkie) August 18, 2024
アデサンヤはデュ・プレシに敬意を示し、再戦に固執はしないと語っています。
「別に取り返そうとは思っていないよ。彼は俺にたくさんのリスペクトをくれたし、俺も彼にリスペクトを返した。彼が俺のファンであることはすでに知っていた。でも今は俺が彼のファンなんだ。我々はやり遂げた。南アフリカにいるときには彼のところに行くよ。彼には『遊んでもいいが、また戦うことになったら君を殺してやるよ』って言ったんだ。リスペクトは常にそこにある。ドリカスはアフリカのチャンピオンだ。でもスリー・キングスが頂点に君臨する。あの時代があったからこそ、彼のような人たちが出てきたんだ。彼はまた別の世代のアフリカ人選手にも影響を与えるだろう。だから今夜は彼を祝福する。また会う日までね」