インタビュー・コメント

ダナ・ホワイトがジョーンズ対ミオシッチについてコメント

昨年11月のUFC295では、当初ジョン・ジョーンズ対スティーペ・ミオシッチのヘビー級王座戦が行われる予定でした。

しかしジョーンズが直前に負傷して欠場を余儀なくされ、UFCはジョーンズ対ミオシッチを延期することになりました。

UFCが延期にしたことから出場できたミオシッチも欠場することになり、暫定王者のトム・アスピナルもジョーンズとの王座統一戦ができないことから、この試合に対する反発も高まっています。

そしてまだ正式決定ではないものの、ジョーンズとミオシッチは11月16日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催されるUFC309で対戦する見込みです。

UFCのダナ・ホワイトはコンテンダーシリーズ終了後の記者会見で、ジョーンズ対ミオシッチについてコメントしました。

「どうすればいいんだ?UFCで最も偉大なヘビー級とみなされている男がいて、この試合を組んだが、ジョン・ジョーンズが負傷してしまった。それは彼の責任ではない。彼はまたトレーニングキャンプに戻らなければならない。彼はトレーニングをしていた。じゃあ私はスティーペから試合を取り上げて、さらに2年間傍観していろと言うのか?もしそんなことしたら、君たちは『史上最高のヘビー級選手を軽んじやがって』って言うだろうし、ファンもそう思うだろう。だからジョンがケガをしたからって、私がスティーペを裏切って戦うはずだった試合をするなというのか?」

「このスポーツにおける2人のレジェンドがお互いに対戦を望んでいるんだ。両者がラインナップされ、一人が負傷しても、この試合は両者が望む試合だ。どうする?敬意を示さないのか?もしスティーペが勝てば、スティーペは引退するだろう。これがスティーペの最後の試合になる。つまりメディアは私にスティーペに立ち去れと言うべきだというのか?それともこの男に敬意を示し、両者が望む試合をするのか?それが私の置かれている立場だ。もしスティーペが32歳だったら、そうだね、(暫定王座は)おそらくやるだろうね。でも勝っても負けてもおそらくこれがスティーペの最後の試合だろうし、彼を軽んじるつもりはない。彼は試合を受け入れて準備万端だったが、ジョンが負傷してしまったんだ」

「アスピナルは若くてヤバい選手だ。彼には十分な時間がある。この2人は11月に戦うことになっていて、もしジョン・ジョーンズが勝てば(アスピナルとジョーンズは)戦うことになるし、それは約束するよ。そしてもしスティーペが勝ったら、アスピナルの次の相手をどうするか考えよう」