今週末のUFC308では、フェザー級王者のイリア・トプリアがマックス・ホロウェイを相手に防衛戦を行います。
トプリアは最近自身の夢として、フェザー級だけでなく、ライト級、ウェルター級も王座を獲得して、UFC史上初の3階級制覇だとコメントしました。
トプリアは今週行われたメディアデーで、今後ライト級王者のイスラム・マカチェフと対戦することになっても、元フェザー級王者のアレクサンダー・ヴォルカノフスキーと対戦することになっても、準備は出来ていると語りました。
「以前は『あの人やこの人と戦いたい』などと予想ばかりしていた。でも結局俺は自分の仕事がしたい。つまり試合に出て戦い、そしてUFCが俺に何を求めているか見極めるんだ。もし彼らが連絡してきて、ライト級に上がるよう望んでいるならそれで構わない。イスラムをサブミッションで勝利する最初の選手になるよ。もしフェザー級でベルトを守り続けて欲しいと言われれば、それもOKだ。その判断はUFCに任せるとしよう」
トプリアは、過去にフェザー級王者として一時代を築いたホロウェイを称賛しています。
「彼を心から尊敬しているよ。彼は偉大な選手だ。このスポーツで多くの偉大なことを成し遂げてきた。彼の功績を称賛しないわけにはいかない。俺は彼から多くのことを学んだ。彼は俺のことをファンと呼んだんだ。確かに彼のキャリアを追ってきたし、ファンだった。マックス・ホロウェイのファンにならないわけがないだろう?彼は俺にとって素晴らしいお手本だったけど、今度は俺が次の世代のお手本になる番だよ」
「実際彼は良いストライカーだ。ボクサーだけじゃない。UFCで最高のボクサーだと言うのはちょっと残念だと思う。だって彼はUFCで最高のボクサーじゃないからだ。でも良いストライカーだね。彼は経験豊富で、オクタゴン内では非常に忍耐強い。でもオクタゴンの中で自分のスタイルを確立し、誰かがプレッシャーをかけてこなければ誰だっていい選手だ。土曜の夜、彼はこれまでの対戦相手では感じたことのないプレッシャーを感じるだろうね。俺と対戦して感じるプレッシャーは全く違うんだ」
UFC300でのジャスティン・ゲイジー戦では、ホロウェイが試合終了間際にオクタゴンの中央を指さして、乱打戦に持ち込みました。
トプリアはそれをマネてホロウェイ戦で行うことを示唆しています。
ホロウェイはトプリアにそれをするに値しないと非難しましたが、トプリアはそれに反論しています。
「俺がそれに相応しいかどうか尋ねたことは一度もない。俺は試合開始1秒で地面を指すよ。もし彼が俺と一緒に中央に立ちたいのならOKだ。彼が本当のBMFであることを証明する。もし彼が(立たないと)決めたらそれも構わない。彼を仕留める別の方法を見つけるつもりだよ」