インタビュー・コメント

ブランドン・モレノがロイバル戦の負けを振り返る

今週末にカナダのエドモントンで開催されるUFCファイトナイトでは、ブランドン・モレノとアミル・アルバジが対戦します。

元UFCフライ級王者のモレノは、昨年7月に現王者のパントーハにスプリット判定で敗れ、今年2月にもブランドン・ロイバルにスプリット判定で敗れています。

モレノは今週のメディアデーで、ロイバル戦を振り返りました。

「あれが限界だったと思う。それだけだ。前にも言ったけど、言い訳はしたくない。ブランドン・ロイバルは今、素晴らしい仕事をしていると思う。彼は試合中盤では素晴らしいリズムを刻むタフな男だが、あの夜は、心がそこになかったような気がした。トレーニングキャンプも、高地トレーニングも、2カ月間家族と離れてのトレーニングも、スパーリングも、何もかも完璧にこなしたのに、試合ではそれができなかったから不満だ。体はそこにあったのに、心はわからないけど、すごく悔しいよ。言い訳はしない。ここに来てたくさん言い訳はしたくない。選手同士ならそれはごく普通のことだと思う。他の選手に『集中できないと感じた試合はあった?』と聞かれたら、彼らはイエスと答えるだろうし、あの夜は自分にとってそんな夜だったよ」

モレノはオクタゴンを離れて休むことができたのは、家族のおかげだと語っています。

「私は選手だからとても簡単なことだよ。試合を少し休むと決めたとき、その瞬間は全てが順調だったんだけど、それから3週間経ってまた戦いたいって気持ちが出始めたんだ。そんなとき妻や家族がすごく助けてくれた。妻やコーチは『少しは休まないことを真剣に考えて。休んで家族や娘たちとの時間をもっと大切にしなさい』ってね。だから自分を落ち着かせなければならなかった。本気でこの休みを取ろうと心の中で自分自身と戦っていたんだ」

フライ級はすでにUFCデビュー戦の朝倉海が王座挑戦を決めています。

ランキング2位のモレノは、3位のアルバジと上位対決に臨むことになります。

「このことはコーチとも話しているんだがとても悔しい。というのもここ2試合で負けたときでさえ、自分の全盛期を感じていたからだ。とても強くなった。テクニックも向上し、格闘技についての知識も増えた。ただ結果は以前のものとは違う。だから今の目標は、それを世界に示すことだ。自分の言葉やジムでのハードワークを証明する、それだけだよ」