当初のUFC223のメインイベントは、ハビブ・ヌルマゴメドフ対トニー・ファーガソンに始まり、ファーガソンの負傷によりマックス・ホロウェイが出場し、最終的にはアル・アイアキンタとの対戦が決定しました。
しかしアイアキンタは計量で155.2ポンドだったことから、ライト級チャンピオンシップの規定体重である155ポンドにオーバーしたことで、タイトル獲得する資格を得ることはできませんでした。
ところが、ホワイトは会見でアイアキンタが勝利すれば、UFCチャンピオンにするという前例のない発表を行いました。
『MMA Fighting』のヘルワニはTwitterで次のように語っています。
Dana White just announced that Al Iaquinta, if he wins, will be considered UFC champion. White said that NYSAC may not recognize him as champ because of the .2 but he will. That is a new one.
— Ariel Helwani (@arielhelwani) 2018年4月6日
「ダナ・ホワイトは、もしアル・アイアキンタが勝利すれば、UFCチャンピオンとみなされると発表した。ホワイトは、ニューヨーク州アスレティックコミッションが彼を0.2ポンドオーバーしたため、チャンピオンとして認めないかもしれないと言ったが、彼はそうなるだろう。それは新しいチャンピオンだ」
前代未聞のルールではありますが、トニー・ファーガソン、マックス・ホロウェイと比べて対戦カードが落ちることから、ホワイトはなんとかこの大きいイベントを成立させるためにこのような特別ルールを作ったのかもしれません。
アイアキンタは会見で次のように語っています。
「今何が起きているのかわからない。これは一生に一度のチャンスだ。ハビブ、試合に留まってくれてありがとう。これは私が求めていたチャンスだ。準備をしてチャンスをつかむ、それは私がやろうとしていることだ」
(BJPENN.com)