UFCフェニックスのメインイベントでは、フランシス・ガヌー対ケイン・ヴェラスケスによるヘビー級マッチが行われました。
ヴェラスケスにとっては2016年以来の試合となりましたが、今回は第1ラウンドわずか26秒でガヌーが勝利しました。
試合中ヴェラスケスの膝が曲がってケガをしたことで態勢を崩したように思えましたが、ガヌーはそれを否定しています。
ガヌーは試合後の会見で、リプレイをチェックすればケガをする前に自分の攻撃が当たっていたと語りました。
「ノー、私が彼のあごにアッパーカットをしたあとに彼は膝をケガしたんだ。それについてはビデオで確認してみればいいし、そこでアッパーカットだったと理解するだろう。私は試合中にはそのことを確認することができなかったが、映像で見ることができたんだ。だからあなたたちも映像で確認できるはずだ。アッパーカットを放ち、それが当たったときに彼がちょうど崩れたんだ。それが彼の膝を傷つけたんだと思うよ」
ガヌーは今回ヴェラスケスに勝利したことで、タイトルに挑戦するべきだと主張しています。
「次のタイトル挑戦権は私に与えられるべきだと思う。ケインとの試合に勝ったということは、その後にはタイトル挑戦が相応しいものだと思うよ」
現ヘビー級チャンピオンのダニエル・コーミエは、ケイン・ヴェラスケスと親友であることはよく知られていますが、ガヌーはコーミエに対しても挑発しています。
「彼はチームメイトの仕返しをするためにやって来るべきだと思う。その試合は良いマッチアップになると思うよ。私ならその試合に勝つことができるだろうね」
ガヌーはさらにブロック・レスナーやスティーペ・ミオシッチについても語っています。
「ブロック・レスナーはしゃべりながらウロウロしているが、彼が試合に現れることは決してない。そんなところかな」
「もしベルトをスティーペに返したいっていうなら、私は今すぐにでもスティーペと戦うよ。いつもスティーペとは再戦したいと言ってきたからね。でも今私の目標はベルトにあるんだ」
なおタイトル挑戦を主張したガヌーでしたが、ダナ・ホワイトは『ESPN』のインタビューで次のように語りました。
「ああ、ガヌーも候補だ。ただコーミエは今ケガをしている。それにコーミエにはまず別の試合もあるんだ。どうなるかは様子を見よう」
ホワイトはすぐにガヌーが挑戦することはないと発言しましたが、コーミエの次の対戦相手について質問されたときには明言を避けました。
「彼はまだ回復していないため、そうならない限り試合を発表することは決してないだろう。それは意味のないことだ。コーミエがいつ戦えるようになるのか私にさえわからないのだからね」
(mmafighting)