インタビュー・コメント

ベン・アスクレン「トップ3の選手と戦いたい」

UFC235のロビー・ローラー戦でオクタゴンデビューとなったベン・アスクレンは、試合中危ない場面がありながらも最終的にはブルドックチョークでレフェリーストップとなり勝利を収めました。

この試合はレフェリーがローラーの意識がなくなったと判断したものの、試合後に本当にそうだったのかと議論の的となりましたが、ローラーは試合後の記者会見でそれは自分の仕事ではないと語っています。

「最高の気分だ。自分の役目は果たしたよ。映像を見たら腕がぐったりしているのが確認できたし、彼はリラックスしようとしていたと言っていたのも知っている。でも意識のある人がそんなマネをするかわからないけどね。つまりそうはならないだろうってことだ」

一方ダナ・ホワイトは、アスクレンに対してリマッチを行って明確なフィニッシュを示すべきだと語っています。

「私たちはその試合についてリマッチをするべきだし、それが唯一のフェアだ。(アスクレンは)苦しそうに見えたね。UFCに加わって最初の試合で輝いて素晴らしい試合をするのは難しい。簡単ではないんだ。私は出場する選手が誰であるか、これまでどこにいたのか、何をしてきたのかは何も気にしない。ここは初めてやって来る人にとっては難しいステージだからね」

ホワイトはこう言っているにもかかわらず、アスクレンは再びローラーとの試合を行うことに興味をもっていないようです。アスクレンは次のように語りました。

「(再戦は)遠慮しておくよ。私たちはそれについて話し合うことになるだろうと思う。私はティル対マスビダルの勝者と戦いたいし、このディビジョンにとってはその方が大いに意味があると思っている。私はそもそもロビーと戦うことを望んでいなかったんだ。彼らが最初にオファー試合だったからYESと言ったんだ。だからそうしただけだよ」

試合最初にアスクレンはローラーに持ち上げられた後、さらにパンチを何発も浴びるなどピンチがありましたが、レフェリーが試合を終わらせることは考えなかったと語ります。

「私は本当にそれについて考えていなかったよ。私の序盤の出だしはとてもきれいなものだった。私が片足を引っかけて彼の背中を取ったんだ。そしてそれが上手くいかなかったところに彼が手を横に伸ばして強い力で素早く態勢を上下させてきた。(投げられたとき)自分のポジションを変えることができなかったから、私は頭から落ちたんだ」

「そして私が頭から落ちただけでなく、彼は私の手首を捕らえていた。私の手首が捕らえられたところに彼はパンチを振り下ろしてきたんだ。私は自分自身を守るためにどうすることもできなかった。私がそれをなんとかするために数分かかった。その後はケージに彼を追いやって最終的にはテイクダウンをしてからチョークをしたんだ」

アスクレンは本来はローラーよりももっと上位にいる選手と戦いたかったとコメントしています。

ウスマンの最初の防衛戦の相手にはコルビー・コビントンがなる予定であると噂されており、アスクレンは今後よりトップにいる選手と戦うために、3月16日にロンドンで開催されるUFCファイトナイト147へ行くつもりであると語っています。

「私はそもそも(ローラーと)戦うことを望んでいなかった。ロビー・ローラーはとても好きだけど、何の意味があるのか?私は今ロンドン(UFCファイトナイト147)への航空券を持っている。彼らがコルビーに(挑戦権を)与えたと聞いたけど、それは面倒なことだ。コルビーが好きな人はいないよ。彼をここから追い出してほしいね。それで私はロンドンへ行く。ティル対マスビダルは3位対6位か7位の試合だ。私はこの試合の勝者がおそらくトップ3になるだろうと思うよ。そしてそれこそ私が戦いたいものなんだ」

(mmafighting)