インタビュー・コメント

タイロン・ウッドリー「準備は万全だった」

週末にラスベガスで開催されたUFC235では、タイロン・ウッドリー対カマル・ウスマンによるウェルター級チャンピオンシップが行われ、5ラウンド判定でウスマンがタイトルを獲得しました。

試合内容で完敗だったウッドリーはリマッチを望むかどうか尋ねられたとき、今回のパフォーマンスはそれに値しないとしながらも、防衛を続けてきたことに対しては評価されるべきであると試合後の記者会見で語っています。

「この試合は私にとって5回目のタイトル防衛戦だった。私はチャンピオンとしてこの団体で成し遂げてきたように感じている。今回のパフォーマンスはリマッチの保証がないかもしれないけど、私がやってきたことを見ればそうだと思う」

「私はここでたくさんの言い訳をすることができるが、今言えるのは準備は万全だったということだ。ウォームアップ中でさえ、自分が非常にシャープに感じていたからね。しかし出場すれば時にこのような戦いがあるし、それは悪夢のようだよ。強いパンチを打ちたいができない、前に進みたいが後退してしまっているといったことがね。私にはそういった時間があまりにも多かった。今日はカマルが勝った。私は今でも自分が最高のウェルター級ファイターだと思っているから、返り咲いてあのベルトを取り返すよ」

2014年以来の負けとなったウッドリーは、今回の試合で自分の良さを出すことができなかったと語っています。

「それは私らしくない試合だった。私は早い段階で気づいていた。私が試合を始めるときには、燃え上がってきたらコンビネーションを繰り出してリズムをつかむんだ。しかし今回は本当に妙な感じだったね。彼はただ飛び込んできてずっとかがんだ姿勢でいたが、それが私にとって催眠術をかけられていたような感じだったよ」

ウスマンに完敗だったウッドリーは、現実を受け入れるしかないと語りました。

「これが私の行く末だ。こんな行く末は嫌いだけどね。(試合後に)ロッカールームにいたときには地獄と混同して、どうしてこんなことが起こるんだ?準備は万全だったはずだろう?って思っていた。しかし私の道のりは簡単ではないんだ。それは神が私に対して、立ち直って復帰して、自分がチャンピオンであることをみんなに示すことを望んでいるんだ。こんなホコリは払って、あのベルトを取り戻すよ」

「さっきも述べたように、ロビー・ローラーを倒してファイト・オブ・ザ・イヤーを2回獲得して4度ベルトを防衛したチャンピオンとして、リマッチをするべきだと感じている。コルビーはただボーっと座っているだけだ。しかしそれがこの団体のやりたいことであれば、決定権は彼らにある。ここで戦って生活費を稼ぎ、自分が世界一であることを証明できることを嬉しく思うよ」

(mmafighting)