インタビュー・コメント

ポイエー「ホロウェイのことだけで精一杯だった」

UFC236のメインイベントでは、マックス・ホロウェイ対ダスティン・ポイエーによる暫定ライト級チャンピオンシップが行われました。

激しい打撃戦が行われたものの、5ラウンドで決着がつかず、判定によりポイエーが勝利して暫定ライト級タイトルを獲得しました。

試合後の記者会見で新チャンピオンになったポイエーは、ホロウェイとの試合に対して打撃戦になることはあらかじめ覚悟していたと語っています。

「私が打った全てのパンチほほとんどパワーショットだった。そして思っていたよりも少し打ち合いになったね。でも打ち数の多い選手と戦うときには、彼のタイミング乱そうとするから、仕事量が多くなることはわかっていたんだ。メンタル的にもこの試合に入る前にジムで準備していたし、打撃戦になることも覚悟していたよ」

ポイエーは試合中、自分が優勢か劣勢かは全くわかっていなかったと語りました。

「私のボクシングのコーチが、第5ラウンドに入る前にスツールに座っていた私に、“このラウンドで勝利すれば、君は世界チャンピオンになる”と言ったんだ。そして私は第5ラウンドに勝ったんだ。でもわかっていなかった。そのような戦いをしていれば、お互いに傷を負っていし、いたるところに血がついている。良い状況も悪い状況もあるからね。わかっていなかったよ」

ポイエーはこれまでジャスティン・ゲイジー、エディ・アルバレス、アンソニー・ペティスなどの実力者と戦ってきたものの、ホロウェイ戦は格別だと語ります。

「それこそが私にとっての戦いだ。そういった戦いをすることが私にとって最も純粋な気持ちだよ。私はケガをして大きなダメージを負っているし、彼も同じように大きなケガをしている。私たちは2人とも限界まで戦ったのに、これ以上誰を望むことがある?その戦いでの闘志が病みつきになるんだ。私はそれを怖がっているんだよ。だからそうなるのはとても奇妙なことだね」

暫定ライト級タイトルを獲得したポイエーは、次の試合についても言及しています。現ライト級チャンピオンのヌルマゴメドフとの統一戦が濃厚となっていますが、ポイエーはこれまでそのことについて考えてこなかったようです。

「私は正直言って次のことを考えている時間はなかったんだ。それについては話があって、この試合に勝った選手が誰であっても(ヌルマゴメドフと)戦う予定だったけど、私はそれほど考えていなかったよ。マックスのことだけで手がいっぱいだってわかっていたからね。ようやくそれについて考え始めることになるし、そのうちわかるだろう。でも何が起ころうとしているのか私にはわからないよ」

ダナ・ホワイトはホロウェイがフェザー級に戻ってベルトを保持し続けるべきだと語りましたが、ポイエーはホロウェイと再び戦うことになっても歓迎すると語っています。

「私の次の試合は統一戦であるべきだ。でも私はマックスが大好きなんだ。彼とはあと5回戦うつもりだよ」

(mmajunkie)