先日UFCヘビー級チャンピオンのダニエル・コーミエは、長年のライバルであるジョン・ジョーンズとの3試合目について、かつて敗れているライトヘビー級で戦いたい意思を示しました。
ところがライトヘビー級チャンピオンのジョン・ジョーンズは、コーミエはライトヘビー級に戻らないと考えています。
ジョーンズは最近出演した『Dan Hardy’s Open Mat』でコーミエとの再戦について次のように語りました。
「彼は絶対にライトヘビー級に戻ることはない。彼はそう言っているけど、彼がライトヘビー級に戻る方法はないんだ。体重を減らして再び壊滅的になるために人生をささげることになる。それを試みるには驚くほどの勇気が必要だし、そして及ばなかったときには非常に壊滅的になる。私は彼がそれを3回も経験することに疑問を持っているよ」
コーミエはライトヘビー級に戻って来ないと語るジョーンズですが、一方で自身がヘビー級に移行することは否定しています。
「私はリアリストだ。ダニエル・コーミエは特別なアスリートであり、誰でも倒すことができる。私が負ける可能性が最も高いのはダニエル・コーミエのような選手だろうと思う。(ヘビー級に行けば)彼にパワーと強さを与えることになり、私以上のアドバンテージになる。それは意味のないことだ」
「今私はライトヘビー級の体重をとても簡単に作っている。技術的に同じような選手にサイズのアドバンテージを与えることは意味をなさないと思うんだ。だからヘビー級に行くことはない。私のファンは、私がそのような話をするのを聞きたくないと思うが、私はリアリストであり、ダニエルの能力を尊重しているということだ」
UFC241ではダニエル・コーミエ対スティーペ・ミオシッチによるヘビー級チャンピオンシップが決定しています。
ジョーンズはこの試合どちらが勝つのかについても語っています。
「スティーペは前回よりももっと良い試合をすると思うが、またDCが勝つと思う。DCは並外れたアスリートだ。DCの組み立てのための柔軟性とスピードは、彼の組み立てや忍耐力さえも意味をなさない。彼は特別なアスリートだが、ほとんどの選手がDCに勝てるとは思わないよ」
「もしDCに勝てる方法があるとすれば、スティーペのパワーによるノックアウトショットで彼を捉えることだ。問題は彼がそれを当てることができるかどうかだ。DCは賢い選手だと思うから、彼は自分のレスリング技術を駆使して再び勝つ方法を見つけようとするだろうね」
なおジョン・ジョーンズは、7月6日にラスベガスで開催されるUFC239で、チアゴ・サントスとライトヘビー級タイトルの防衛戦を行う予定となっています。