元UFCミドル級チャンピオンのクリス・ワイドマンは、次の試合で階級を一つ上げてライトヘビー級での試合に挑みます。
かつてはミドル級で絶対的な存在だったアンデウソン・シウバを破ってチャンピオンになったこともあるワイドマンは、ライトヘビー級で絶対的な存在であるジョン・ジョーンズにも勝ってチャンピオンになりたいと考えています。
ワイドマンは『Submission Radio』で次のように語りました。
「一度だけでなく二度も世界に衝撃を与えるヤツになることによって、ほとんどの人が誰と対戦しても倒されることがない選手だと考えるようになるだろう。そしてそれは私がアンデウソン・シウバと戦ったときのことであり、今ではジョン・ジョーンズがいる場所だ。だからそれが私をとてもやる気にさせるんだ。それこそ私が望むレガシーだよ」
来月にボストンで開催されるUFCファイトナイトのメインイベントでは、キャリア11勝無敗のドミニク・レイエスと対戦します。
レイエスはこれまでジャレッド・キャノニア、オヴィンス・サンプル―、ヴォルカン・オーズデミアなどの実力者にも勝利してきました。
ワイドマンはレイエスに勝利することで、ジョン・ジョーンズとのタイトル挑戦に大きく近づくことができると考えています。
「階級は関係ないね。ケージの中にいる相手が誰であっても私にとってはたいしたことではない。そしてジョン・ジョーンズがチャンピオンであり、私が狙っているヤツでもある。彼は私がいつも戦いたいと思っていた選手なんだ。私がミドル級のチャンピオンだったとき、私たちはいつか戦うことになると思っていた。それが次の試合の直後になるかどうかはわからない。絶対に戦いたい試合だ。でも今はドミニクに焦点を当てているよ。この試合がどうなるのか見てみよう。試合に集中して、その後に声明を出す。そうすればUFCが何を望んでいるのかわかるはずだ」
チャンピオンのジョーンズは今年アンソニー・スミス、チアゴ・サントスと2回防衛に成功しているものの、過去8試合のうち6回は判定での勝利です。
ワイドマンは最近のジョーンズのパフォーマンスに対して良いとは言えないと語っています。
「彼がそれほど良いパフォーマンスをしたようには思えなかった。彼のことを危険な選手とは思っていない。彼はフィニッシュしていないし、彼には素晴らしいところもたくさんあることはわかっているけど、そこに間違いなく穴があると思っている」
「彼を打ち負かすための青写真をいつも描いていた。もう少ししたらわかるだろうね。彼だって倒されることはあるだろうし、もしそれが私のようなパワーがあって、レスリングや柔術が上手い選手なら彼を倒すことはできると思う。でも誰もまだそれを実現することができていない。彼は素晴らしい仕事をしてきたし、その場で上手く適応しているからね。だからそれが今の目標だし、彼と戦ってみたいんだ」