インタビュー・コメント

ロバート・ウィテカー「負けは起こり得るものだ」

オーストラリアのメルボルンで開催されたUFC243のメインイベントでは、暫定チャンピオンのイスラエル・アデサンヤがロバート・ウィテカーを第2ラウンドTKOで勝利してミドル級タイトルを統一しました。

ウィテカーにとってはミドル級になって以降初の敗戦となります。

試合後の記者会見でウィテカーは、今回は負けてしまったものの、また次のチャンスがあると語りました。

「失望しているよ。でも私は彼と戦った。私と彼は世界で最高のストライカーの2人であり、お互いに殴り合っていた。そして私は捉えられてしまったね。彼は今夜私を倒したが、私は今28歳だ。今回がこのディビジョンでの最初の負けになった」

「私はどこへも行かないという言葉を信じて欲しい。ケガなくオクタゴンを離れるのは幸運だ。だからまたオクタゴンに戻れることを期待しているよ」

ウィテカーはアデサンヤとの身体的なギャップを埋めるのが難しくも、試合中は自分が上手くやれていたことを感じていたと語っています。

「彼は攻撃を当てるのが難しい。非常に背が高く、背をそらせるのが得意だ。背の高いファイターと戦おうとするときには、そのギャップを埋めなければならない。私はそうすることで多くの成功を収めてきたんだ。ファーストラウンドで私は彼を攻撃していたし、仕事をこなしてダメージを与えていた。本当に良い状況で試合をコントロールしているように感じていたんだ。そうしたら捉えられてしまったよ」

「出場して気持ちや持っているスキルを示すことができたけど、今夜は負けてしまった。でも同じことが2回連続で起こるとは限らない。ハイレベルな試合を戦っているとき、全ての試合に危険が潜んでいるんだ。綱渡りのようなものだね。それは多くのファンが気づいていないことだろうけど、私たちは綱渡りをしているから、誰であっても相手を打ち負かすことができるんだ。今夜は私の夜ではなかったね。でも明日は違うかもしれないよ」