インタビュー・コメント

クリス・ワイドマンがすでにジョーンズとの対戦を見据える

今週末にボストンで開催されるUFCファイトナイトのメインイベントでは、クリス・ワイドマン対ドミニク・レイエスが行われます。

レイエスはキャリア11勝無敗で勢いに乗っていますが、ミドル級から新たにライトヘビー級へと移行したワイドマンは、すでにチャンピオンのジョン・ジョーンズとの試合に目を向けています。

レイエスとの試合に勝利すればジョーンズに挑戦できるかどうか尋ねられたとき、ワイドマンは今週次のように語りました。

「私は過去に結果を出しているし、その階級で世界4位にランクインしている無敗の選手と対戦するんだからそうなると思うよ。もし私が自分にできると信じてやりさえすれば、それは否定できないと思う。特にジョン・ジョーンズはすでにほとんどのトップ選手と対戦して倒しているからね。それなのになぜ挑戦できないの?って感じだよ」

かつてUFCミドル級チャンピオンだったワイドマンは、2013年から2015年にかけてジョーンズとそれぞれの階級でチャンピオンとして君臨していました。

そのときにワイドマンはチャンピオンとしてライトヘビー級に行き、ジョーンズを倒すことを計画していたようです。

ベルトを失ったためにその計画はできなかったものの、ワイドマンは今でもジョーンズに勝てる自信があると語っています。

「私は彼を倒せるだけの能力があるといつも信じていた。止まるまでは常に自分のベルトを防衛することを想像していたし、その後階級を上げて彼を倒すことも考えていた。でもそれは私が計画した通りには上手くいかなかったけどね。今回の新しい計画は上手くいくだろう。彼が2人の185パウンダー(チアゴ・サントス、アンソニー・スミス)と戦った過去2試合を見ると、かなり打ち負かされていたように見えたからね」

UFC243で新ミドル級チャンピオンとなったイスラエル・アデサンヤは、最近ジョーンズとソーシャルメディア上でやり取りを行っていました。

ジョーンズとアデサンヤのやり取りについてワイドマンは次のように語っています。

「イスラエル・アデサンヤは前回の試合で素晴らしい仕事をしたと思う。アデサンヤがビッグスターになったから、彼は誘い出してビッグマッチをさせようとしているのだと思う。それはジョン・ジョーンズにとって大きな試合になると思うよ。彼のことをそそのかそうとしているだけだと思うけど、私がそれを全て台無しにするつもりだよ」

ワイドマンはジョーンズとの対戦に自信を持っていますが、技術的な観点からレスリングが大きなポイントであると考えています。

「レスリングが彼にとって重要なキーになると思う。もし相手がストライカーなら彼はテイクダウンするためにおびき寄せる方法を探すんだ。すると相手はバックに苦労することになる。柔術のレスラーは彼を困らせると思うよ。コーミエにはレスリングがあった。柔術はそれほどではないが、彼はトップなどで良いポジショニングを取っていた。でも彼ははるかに背が低く、リーチが不利になるのも大きかったんだ。私だったらそれほど悪くはないし、良いフットワークもあるからね」