新型コロナウイルスの感染拡大によりイベントの開催が厳しい状況だったものの、UFC249は当初の予定通り4月18日に行われるはずでした。
UFCのダナ・ホワイトはUFC249を開催するために、カリフォルニア州の先住民の土地にあるタチ・パレス・カジノリゾートで行うことを考えていました。
すでにカリフォルニア州は外出禁止令が出されているものの、この場所に関しては影響を受けないため、UFCは問題なくイベントの開催を行うはずでした。
しかし今週木曜日(日本時間金曜日)に、ホワイトはUFC249を含む今後予定されている全てのイベントを無期限で延期することを発表しました。
しかもこれはホワイト自身の判断ではなく、放送パートナーであるESPNの要請によって決断されたものであることも明らかにしています。
ESPNが土壇場でUFCに中止を要請した理由について、『The New York Times』によると、カリフォルニア州知事のギャビン・ニューサムが関係していると伝えています。
ニューサムはカリフォルニア州が影響を及ぼすことができないUFCの開催に対して、ESPNの親会社であるディズニーに直接電話をかけて懸念を示したようです。
ニューサムがディズニーに直接UFCの計画を中止にするよう要請したことにより、ディズニーとESPNがUFCにその旨を伝えたため最終的にイベントは中止になったということです。