UFCは当初4月18日に開催予定だったUFC249以降、カリフォルニア州リムーアにあるタチ・パレスでイベントを行うことを計画していました。
しかし放送パートナーであるディズニーやESPNからUFCに直接イベントを行わないように要請がきたことから、イベントは無期限で延期されることになりました。
カリフォルニア州では認められなかったイベントの開催ですが、今後はフロリダ州で認められる可能性があります。
フロリダ州知事のロン・デサンティスは州全体で外出禁止令を出しているものの、ガイドラインに遵守している限り、アメリカのプロレス団体WWEの収録を許可する声明を発表しています。
当初フロリダ州はWWEに対して必要な事業とは見なしていなかったものの、その後行政内で話し合いが行われたことでWWEを必要な事業であると認める決定を下しています。
それによってWWEが、フロリダ州オーランドにあるパフォーマンスセンター(WWEが所有するトレーニング施設)でのテレビ収録が許可されました。そして今週月曜日の夜にテレビで放送されたRAWは生中継となりました。
なおこれはWWEの会長であるビンス・マクマホンの妻であるリンダ・マクマホンの特別政治活動委員会(スーパーPAC)が、フロリダ州に1,850万ドルの寄付をしていたことが影響していたとも噂されています。
ジャーナリストのジョン・アルバによると、4月9日にフロリダ州に寄付された後、4月10日にはWWEの収録を認める決定を行っています。
UFCのダナ・ホワイトは現在でも、これまで計画していた非公開のプライベートアイランドでの開催を来月までに行うことを期待しているようですが、場合によっては場所を変えてフロリダ州で行う選択肢もあります(ただしフロリダ州のコミッションが承諾する必要がある)。