現在UFCは新型コロナウイルスの影響によりイベントの開催を行っていないものの、内部では5月9日のUFC250で再開に向けて取り組んでいます。
3月21日にイギリスのロンドンで行われる予定だったUFCファイトナイトでは、タイロン・ウッドリーとレオン・エドワーズが対戦する予定でした。
ウッドリーは『TMZ』のインタビューで今後UFCのイベントが再開したときに、なるべく早く戦いたいと語っています。
「すぐにでも戦いたいね。一つには5月9日に試合が行われる可能性があると思っている。彼らは5月9日が終わった後に5月16日にもカードを組もうと思っているかもしれないし、そうなると毎週末試合が行われ続けることになる。しかし政府が中止にしろと叱責しながらやって来てくるかもしれない。もしくはESPNやディズニーとかからかもしれないね。だから5月9日に戦うことが最も理にかなっていると感じてんるんだ」
エドワーズ戦が中止になったあと、対戦相手がいなくなったウッドリーにコルビー・コビントンが対戦を呼びかけました。
しかしウッドリーによると、これまでいつもコビントンとの対戦の話になってきたものの、どれも最終的に実現してこなかったと語っています。
「もともと私はレオン・エドワーズと戦うことになっていた。正直言うと、当初はコルビーと戦う予定だったんだが、実際にはウスマンと戦うべきだったんだ。3年間世界タイトルを保持していて、4度防衛をしたが、1度だけ最悪な夜を過ごした。どんな理由であれ1度だけならすぐに再戦しないなんてありえないね。私が成し遂げたものはそれに相応しいものだったと思っている。たとえ良いパフォーマンスではなかったとしてもね」
「はっきり言ってその試合のことは覚えていない。ウスマンとは再戦で戦うべきだったと思う。その後はコルビーと戦うことになっていた。でも考えてみると、ウスマンは私と戦える立場にはいなかった。ずっとコルビーと戦うことになっていたからね。コルビーはRDA(ドス・アンジョス)に勝って暫定ベルトを獲得していたが、彼は戦いたくなかったからティルが出てきた。しかしティルもその位置にはいなかった。彼はワンダーボーイ戦で体重を作れず、実際にはワンダーボーイが勝ったと思っていたが、スプリット・デシジョンでの勝利だった。だから彼が出場したのはコルビーの準備が出来ていなかったからなんだ。そしてウスマンもコルビーの準備が出来ていなかったから出場した。レオン・エドワーズがブッキングされたのは、コルビーの準備が出来ていなかったからだ。つまり共通しているのは、いつもコルビーの準備が出来ていないということだよ。私と戦う準備が出来ていないんだ」
「彼がUFCに200万ドルから500万ドルを要求しているのが理由だが、彼のキャリア全てを合計してもそれだけ稼いでいないよ。しかし彼には私と戦うためにより多くのお金が必要なんだ。なぜなら彼は負けることがわかっているからだ。恥をかかされた上にケガをして負けることがわかっているから、誰も興味を示さなくなった場合に備えて、銀行口座に十分なお金を入れておきたいんだろう。だから私は過去のことを忘れようとしているんだ。もしその試合が実現してもその話はもうしないよ」
そして次は誰と戦いたいかと尋ねられたウッドリーは、今は誰とでも戦うつもりだと答えました。
「現時点では気にしていないよ。誰とでも戦うつもりだ。結局のところ、みんな良い選手だしタフな相手だからね。チャンピオンになると、誰と戦うか選ぶチャンスがなくなるんだよ。だから今はあの日が最悪な一日だったと感じているが、心の中ではまだチャンピオンだと思っている。メンタルもスキルもあるから、ベルトを獲得するためには意識を整えないといけない。だからどんな試合でもベルトにつながっているんだ。ウスマンへの復讐ではない。ウスマンはあの日私を倒しただけだ。誰に対しても個人的な恨みは持っていないよ。自分にチャンスがやってきたら、誰がベルトを持っていようと戦いたいね」