インタビュー・コメント

スターリング「ヤンでもアルドでもまずは自分を倒すべき」

今月行われたUFC250では、アルジャメイン・スターリングがコーリー・サンドヘイゲンを第1ラウンドサブミッションで勝利しました。

すでにこの試合前にUFCのダナ・ホワイトは、この試合の勝者が次にタイトル挑戦だと言及していたため、スターリングが今後タイトルに挑戦することは濃厚となっています。

しかしその前に7月に行われるUFC251では、空位となっているバンタム級タイトルをかけてジョゼ・アルドとピョートル・ヤンが対戦する予定です。

スターリングは『MMA Fighting』のインタビューで、ポジティブにタイトル挑戦まで待ち続けるつもりだと語りました。

「私はどんな状況でもいつもポジティブに捉えているんだ。自分が置かれている状況に文句を言うことはできない。広い視野から物事を見るようにしているよ。それに自分の好きなことをしているからね。アメリカ人の多くが毎日イヤな仕事をしている。同じ夢や情熱を追いかけている人たちと一緒に好きなことをしているのは、私にとってとても大切なことだと思っているよ」

「コーリーと自分はピョートル・ヤンよりも良い戦績だし、そういった選手に勝つことができた。それはこの階級にどれだけ多くの選手がひしめき合っているのか、そして私の能力の高さを物語っていると思うね。私の能力にもっとみんなが注目してくれると思うよ」

アルドとヤンのどちらが勝っても、最高の選手を名乗るためにはまず自分を倒すべきだと主張しています。

「ピョートル・ヤンがベルトを獲得するかもしれないし、ジョゼ・アルドが獲得するかもしれないが、みんなは私のことをまずは倒さなければいけないヤツだって風に思ってくれている。応援してくれていたり、私のスキルが危険だってことをわかってくれている人がいて安心しているよ。私はこの階級の脅威だ。最高の選手だって思われるためには、私を倒さなければならない。今自分はトニー・ファーガソンのような感じだね。自分のスキルに注目が集まり始めている。バンタム級でもフェザー級の相手でも私と戦うことになれば、背後を取られたり、テイクダウンを取られたりして長い夜になるだろう。危険な状況が生まれるよ」

スターリングはサンドヘイゲンに勝利した後に会い、タイトル獲得に向けて応援されたと語りました。

「私は世界4位のヤツにあんな倒し方をしたんだ。コーリー・サンドヘイゲンにそんな勝ち方をしている選手は多くないと思うね。これは彼自身が言っていたことだ。試合後にホテルに戻ったとき彼に会ったんだが、彼は冗談で私のことをふざけた野郎だって呼んでいたが、『ベルトを獲れると信じている。君が俺にしたことは簡単なことじゃないんだ』って言ってくれたし、多くの敬意を示してくれたよ」