インタビュー・コメント

マスヴィダル「今はマクレガーよりウスマンと戦いたい」

UFC251ではウェルター級チャンピオンのカマル・ウスマンがホルヘ・マスヴィダルに判定で勝利し、タイトル防衛に成功しました。

それまでマスヴィダルはUFCとの契約が上手くいっておらず、さらなる報酬を求めていたものの、今ではお金を稼ぐことよりも重要なことがあるようです。

マスヴィダルは『ESPN』とのインタビューで次に望む試合について尋ねられ、何よりもまずウスマンとの再戦を望むと語りました。

「それは考えるまでもなく当然ウスマンだ。彼らは私にさらなるビッグネームやより多く稼げるオファーをしてくれるだろうか?それはイエスだし、間違いないだろう。しかしそれが俺次第だとすれば、ウスマンを選ぶね。試合6日前に出場を決めたときには他に誰もいなかった。多くのヤツらが出ると言っていたけど、他に誰が行動した?実際にダナ(ホワイト)に頼んだのは他に誰かいたのか?マスヴィダルがやらないならやるって感じのヤツらばかりだった」

「もし自分次第ならもちろんすぐにウスマンと戦うよ。さらに大きな試合のオファーがあろうとなかろうと気にしない。ウスマンと戦いたいね」

ウスマンよりもビッグな試合となればコナー・マクレガーが思い浮かびますが、マスヴィダルはマクレガー戦で得られる報酬よりも、まずはウスマンとの試合を望んでいると語りました。

「今のマクレガーとなら史上最大のペイパービューイベントで莫大なお金を稼ぐだろう。ただ今は十分な報酬を受けていると感じているし、自分のやるべきことにおいて正しい判断を続けていき、その後で稼げばいい。だからお金は問題ではない。問題なのは俺があのベルトを欲しいと思っていることであり、それは揺るがないものだ。それに自分がウスマンよりも優れているとわかっているから、それを証明したいんだ。もう一度戦いたいね。最初の試合で彼は勝ったし、それについては何も言うつもりはない。もう一度戦いたい、それだけなんだ。そのあとのことはそのときに考えればいいことだし、今一番やりたいのはウスマンとの即時リマッチだね」

UFC251では130万件のペイパービューが売れたと報じられています。マスヴィダルは、その売れたペイパービューの恩恵をウスマンも受けているとし、それが再戦につながることになると語っています。

「今回が彼のキャリアの中で最もお金を稼いだだろうから、ウスマンはきっと乗って来るだろう。彼が戦った他のペイパービュー(UFC245:対コビントン)との比較で彼を攻撃しているわけでも何でもなく、これは単に数字として事実なんだ。前回のUFCのペイパービューでも同じようにマックス・ホロウェイやヴォルカノフスキーが出場していた。俺はそこに参加していなかったが、あのイベントはそれほど上手くいっていなかった。確か売れたのは30万件以下だったと思う」

「今回のイベントは上手くいったし、誰かのことを責めるつもりはない。でも他のイベントとは違う点があるはずだ。彼はおそらく俺のおかげだとわかっているだろう。だからまた大金を稼ぎたいなら再戦しないといけないね。つまりビジネス的にも理にかなっているということだよ」