インタビュー・コメント

ジョゼ・アルドがバンタム級での戦いについて語る

7月11日にファイトアイランドで行われたUFC251では、ジョゼ・アルドがピョートル・ヤンと空位となったバンタム級タイトルをかけて戦ったものの、第5ラウンドTKOで敗れたためにタイトル獲得はなりませんでした。

現在ブラジルのリオデジャネイロに戻っているアルドは『MMA Fighting』のインタビューで、この敗れた試合について次のように語っています。

「全てがかなり上手くいっていた。この試合で起こるだろうと予想していたことが全て起こったからね。非常に厳しい試合だったよ。基本的に第5ラウンドまでは互角だったが、この試合を分けた主な要因は、最初に彼のパンチが私に当たって影響を受けたことだ。厳しい試合になると思っていたが、私はコントロールすることができていたよ」

「第2ラウンドは賢く戦った。ところが第4ラウンドになったとき、なぜ自分が再び戦略を変えたのかよくわからない。距離を取ってコントロールしておくべきだったが、第5ラウンドまで良いリズムで前に出てきてコントロールしていたのが彼にとって大きかった。第1ラウンドのように戦おうと思っていたが、彼の良いパンチによってダウンしてしまい、しばらくそこで回復を試みていたが、最後まで戦うことができなかった」

「でも言ったように、とても満足しているよ。キックもパンチも当てることができた。コンビネーションをもっとやるべきだったと思うよ。それでも良いパフォーマンスを出せたと思っている。私が何もしなかったというよりも、私が考えていたことを彼が無力化してきたことが大きかったんじゃないかな」

アルドは活躍したフェザー級から現在はバンタム級へ転向したものの、モラエスとヤンで2敗となっています。

しかし結果は出ていないもののバンタム級では上手く戦えているとし、内容はとても満足してると語っています。

「結果の上では2敗だが、仕方がないことだよ。このスポーツでは浮き沈みがある。勝っているときに引退していたら、最高の選手だったなどと言われるようになっていただろうけど、私は戦い続けて偉大なものを目指しているんだ。大きな目標を掲げれば大きな勝利を手にできる。それがこのスポーツだ。勝つこともあれば負けることもあるよ」

「マルロン戦でのパフォーマンスは、私の方が良いパフォーマンスだったし、間違いなく勝利していた。ピョートル・ヤンとの試合はたとえ結果が伴わなかったとしても、彼は有望な選手だし、誰も戦いたがっていない。私はその試合に志願して素晴らしいパフォーマンスを発揮できた。それがこのスポーツだし、勝つこともあれば負けることもある。気を取り直して新しい戦略を立てて、新しい試合に臨んでまた勝てばいいんだよ。今はそう考えている。勝つことしか考えていないよ。自信をつけて一歩ずつこの階級を駆け上がっていく。体重を作ることは問題ないし、体も上手く適応していてスピードもあるからね」

アルドは今後バンタム級でもチャンピオンになろうと考えており、そのために対戦相手の選り好みをするつもりはないと語っています。

「新世代のヤツらは試合を選び続けているが、私は誰とでも戦うためにトレーニングをしているよ。チャンピオンになりたければチャンピオンと戦わなければならないし、階級にいる最悪なヤツとも戦う必要があるが、それでも問題ない。チャンピオンになりたければ誰とでも戦わなければいけないからね」