インタビュー・コメント

ヌルマゴメドフ「サンピエールは早く戦うかどうか決めるべき」

UFCライト級チャンピオンのハビブ・ヌルマゴメドフは、新型コロナウイルスの合併症によって父親を亡くしたものの、すでに10月のUFC254でジャスティン・ゲイジーとのタイトル統一戦が決定しています。

ヌルマゴメドフは父親が亡くなったことで引退も頭をよぎったものの、ゲイジーとの試合が決定したことに加えて、気持ちを保つためにキャリアを続ける決定を下したようです。ヌルマゴメドフは今週行われたロシアでの記者会見で次のように語りました。

「引退については様々な考えを持っていたが、すでに試合は決定している。私はもうすぐ32歳だし、このスポーツではすでにベテランだ。UFCで8年以上も戦ってきた。今は戦いたいし、何かと忙しくしていたい。それが私の気晴らしに役立っているよ」

ゲイジーとの試合に勝利した後は、父親の願いでもあったジョルジュ・サンピエールとの試合に向けて動くつもりだとヌルマゴメドフは語ります。またUFCもサンピエールと交渉する準備があるようです。

「これは私の夢と父との間における試合だ。時間は迫っているし、サンピエールは来年40歳になるんだから、彼は私と戦うかどうかを決めなければならない。もし彼がUFCに復帰して、私と戦うことに同意してくれたら彼と戦うよ。なぜか?彼が最後に負けたのは2007年だ。私のキャリアは2008年から始まった。2人合わせれば25年間無敗だよ。試合ではなく時間の観点から話をしている。今後10年間は、UFCがこのような試合を組むチャンスはないと思う。だから次はジョルジュ・サンピエールだ。もしそれが実現しなければ、コナー(マクレガー)かトニー(ファーガソン)に(ダスティン)ポイエーを倒させれば、私は彼らと戦うことになるだろうね」

「もし私がゲイジーに勝てば、4月にはサンピエールと戦えるかもしれない。(UFCは)私にサンピエールと交渉すると言っていたよ」

またヌルマゴメドフは、フロイド・メイウェザーから対戦のオファーがあることを明らかにしました。しかしUFCとの契約を結んでいることから、それを受けるつもりはないと語ります。

「UFCとの契約があるにもかかわらず、メイウェザーとの試合のオファーを受けているよ。UFCは訴訟を起こすことになるだろうから、彼らは違約金を全額支払う準備さえしているんだ。でも私はUFCと契約しているし、これはお金よりももっと重要なことだよ」