インタビュー・コメント

ミオシッチがコーミエ戦の勝利について語る

週末に行われたUFC252では、ヘビー級チャンピオンのスティーペ・ミオシッチがダニエル・コーミエに判定で勝利してタイトル防衛に成功しました。

それとともに2018年から続いていたコーミエとのトリロジーも2勝1敗で勝ち越しています。

試合後の記者会見でミオシッチは、記者から現在史上最高のヘビー級選手になったかと尋ねられ次のように語りました。

「月曜日にどうなるか見てみよう。みんなそれについては意見を変えるだろうからね。私はいつも悪いことばかり言われている気がするよ」

UFCのダナ・ホワイトはこの試合が行われる前、MMA史上最高のヘビー級選手を決定する試合だと発言していました。

その試合に勝利したミオシッチでしたが、ここまでやって来ることができたのは周りのサポートがあったからだと語っています。

「レガシーを強固なものにできて満足しているよ。みんなレガシーについて話をしている。レガシーを強固なものにできてうれしい唯一の理由は娘に示せたことだ。子供には努力が報われることを伝えたい。何かをするときには集中して力を注ぐことが大切だ。良いことをしないとね。私のやってきたことには満足している。これまでにたくさんのことを成し遂げてきたが、それは自分だけのものではない。コーチ、妻、家族、友人たちがいつも私を支えてくれて、何があってもバックアップしてくれた。たくさんの楽しいこと、特に家族のことが恋しいよ。そういうものがたくさんないと耐えられないんだ。みんないつも応援してくれたし、理解してくれた。もし周りにいる人たちがいなかったら、私はここにいなかっただろうね」

最終的には判定決着となったこの試合でしたが、ミオシッチはもしもう少し時間があれば自分がフィニッシュしていただろうと語っています。

「100%私が彼をフィニッシュしていただろう。第2戦の前回と同じように彼はよろめいていたし、(前回TKOとなった)第4ラウンドでは同じ状況になっていた。でも急ぎすぎてしまったよ。あと一歩下がっていれば、彼を捉えられていたと思う。第3ラウンド開始時に彼は困惑しているのが見えていた。だから少し無理をしてしまったんだ。でも第1ラウンドで彼は私を捉えていた。スリップしようとしたら後頭部を殴られてしまった。意図的ではなかった。彼が私を捉えたときにヤバいって思ったが、助かってホッとしたよ」

試合後にはジョン・ジョーンズがTwitterでヘビー級転向を仄めかしていたものの、ダナ・ホワイトは次の挑戦者としてフランシス・ガヌーになると語っています。ミオシッチは次の対戦相手については特に気にしていないようです。

「誰とでも戦うよ。誰と戦うかは気にしていない。自分の仕事が大好きだからね」