9月26日のUFC253では、UFCミドル級チャンピオンのイスラエル・アデサンヤと無敗のパウロ・コスタがタイトルをかけて戦います。
しかし最近では新型コロナウイルスの影響もあり、試合が直前で中止になることが頻発しており、UFC253も例外ではありません。
10月のUFC254でロバート・ウィテカー戦を行う予定のジャレッド・キャノニアは、どちらかが欠場したときに備えて出場するつもりでいるようです。キャノニアは『MMA Fighting』のインタビューで次のように語っています。
「(ウィテカーとの)No.1コンテンダーを決める試合が決定した。もしコンテンダー戦でなければタイトル戦になっていただろうね。でも現時点でまだ出場できる可能性はある。もし彼らに何かが起きれば、私は喜んで出場するし、そのための準備は出来ている。それが私の計画だよ。9月26日に向けて準備をしているんだ。もしそうならなくても10月24日に向けた準備は万全だよ」
キャノニアは胸筋をケガして手術を受けたことにより、しばらく試合に出場することができませんでした。
次のウィテカー戦は昨年9月のジャック・ハーマンソン戦以来、約1年ぶりの試合となります。
すでに試合が決定しているものの、キャノニアはそれよりもトレーニングを行えることに喜びを感じていると語っています。
「準備は出来ているよ。結局のところ、何よりもトレーニングに復帰できたことが本当に嬉しいんだ。ジムにたくさん通っているよ。トレーニングをしたり学んだりして、自分の技術の違った側面を理解するのはとても楽しいことだ。大きな試合などはただの実地試験に過ぎない。私が思うに、試合後にはさらに大きなことが起こるだろう。そのための準備をしているんだ。そこに至る過程を大いに楽しむつもりだよ」
早くタイトル戦に出場したいとするキャノニアですが、アデサンヤ対コスタの試合も楽しみであると語りました。
「どちらか一人を応援することはないよ。この点においては両者とも選手として優れている。2人とも自分のスキルを活かすのが上手いんだ。非常に美しいマッチアップだよ。どうなるかとても興味があるね。コスタがどんな攻撃をするのか、イジー(アデサンヤ)がコスタの攻撃にどんな反応をするのか興味がある。彼はイジーを痛めつけようとするだろうからね。見ていてワクワクするものになるだろう。どちらを応援するか?2人ともこの試合に勝てるだろう。どちらもトップにいるんだからね。良い試合になると思うよ」
「私にとってタイトル戦を行うことが重要だ。でも両者が無事に対戦できることを願っているよ」
なおウィテカーがミドル級ランキング1位、キャノニアが3位にいることから、この試合の勝者が次期ミドル級タイトル挑戦者になることが予想されています。