現在ヘビー級ランキング1位のフランシス・ガヌーは、次期タイトル挑戦が確実なものとなっています。
現在の4連勝は全て第1ラウンドノックアウト(TKO含む)で、最後に戦ったのは今年5月のホーゼンストライク戦でした。
ところがガヌーはランキング1位にいるにもかかわらず、今でもまだタイトルに挑戦できるのか決まっていません。
ガヌーは『Morning Kombat』のインタビューで、次の試合が決まらないことからモチベーションが下がっていることを明らかにしました。
「今は非常にややこしい状況にいるんだ。最盛期に入っているのに試合をしないで時間をムダにしているから、少しフラストレーションが溜まっているよ。何かしらでモチベーションを上げなければいけないし、お金も稼がないといけない。戦うためにやるべきこともある。朝目覚めると時々モチベーションがなくて、ジムに行ってトレーニングをするのが難しいときがあるんだ。トレーニングしているけど何のために?いつ戦うの?って思ってしまう。自分でも解決の糸口が見つからないし、モチベーションを見つけるのが難しいんだ」
UFCのダナ・ホワイトは先月にミオシッチ対ガヌーを3月にブッキングする可能性を示唆したものの、その後進展はありません。
ヘビー級チャンピオンのミオシッチは2018年7月のダニエル・コーミエに敗れて以降、2019年8月で再びタイトルを取り返し、今年8月とコーミエとの3度目の対戦で防衛に成功しました。
しかしヘビー級選手のタイトル挑戦が止まっている状態を危惧するガヌーは、ヘビー級でももっと多くのタイトル戦が行われるべきだと主張しました。
「もし物事が順調に進んでいれば問題にはならないだろう。ほとんどの階級では年に3~4回のタイトル防衛戦が行われている。しかし年に1回しかタイトル防衛戦が行われない階級では、コンテンダーに複雑な状況をもたらすんだ。彼らは順番に並んで準備をしているが、実際には誰も動かない。年に3~4回のタイトル防衛戦があれば、みんなタイトルを目指して戦うと思うね。決められた以上にタイトル防衛戦が設定されることはなく、どんどん前に進み続ける必要がある。彼らがやるべきことは、今動いていないヘビー級ディビジョンを再び前に進む方法を見つけることだよ」