インタビュー・コメント

ブランドン・モレノが短期間でのタイトル戦について語る

2020年最後となるペイパービューのUFC256では、メインイベントでデイブソン・フィゲイレード対ブランドン・モレノのフライ級チャンピオンシップが行われます。

UFC255でブランドン・ロイバルを相手に第1ラウンドTKOで勝利を収めたモレノは、それから3週間後の12月12日にフィゲイレードのタイトルに挑戦することになりました。

モレノは『MMA Fighting』のインタビューで、ロイバルとの試合後に次のタイトル戦を聞かされたことについて語っています。

「ご飯を食べるためにマネージャーの家に行ったんだが、そのときマネージャーはミック・メイナードと電話をしていたんだ。私はシェイク・シャックのハンバーガーを食べていたんだが、クレイジーだったし驚いたね。試合日を聞いたとき異常に感じたよ。指を折って数えたらその日から3週間しかなかったんだからね。ヘッドコーチからは、ケガをしていないから問題ないし、人生のチャンスを楽しめって言われたよ。タイトル挑戦についてはロイバルとの試合前から準備は出来ていたから、やろうってなったんだ」

モレノは時間を空けるよりもすぐに試合をした方が自分のためになると語っています。

「その方が自分のためになると思う。待つのはあまり好きではないし、これで今年3試合目になる。短期間でもう一度体重を作る必要があるし、おそらくそれが将来的な健康上の問題になりかねないけど、今は気にしていないよ」

フィゲイレードは現在5連勝中で絶好調の選手ですが、モレノは実力は認めつつも、相手のことは気にせず試合に挑むつもりだと語りました。

「彼は素晴らしい選手だ。サブミッションに行く前にアレックス・ペレスは良いパンチを打っていたが、フィゲイレードの調子が良くてサブミッションを決めることができた。彼は強そうに見えるけど気にしないよ。このチャンスのために一生懸命頑張ってきたからね。彼の能力には敬意なしで試合に臨みたい。アスリートとしての彼は尊敬しているけど、オクタゴンに足を踏み入れるときには彼の能力に敬意を払うつもりはない。彼から全てを奪い去って手中に収めたいね」

モレノは母国であるメキシコにいる人たちのために印象に残る試合をしたいと語っています。

「メキシコの人たちはフィゲイレードとの試合にワクワクしているよ。そしてトニー・ファーガソン対チャールズ・オリベイラも加わって、メキシコの人たちはみんな喜んでいるよ。タイトル戦を戦うことは私の国にとって歴史的なことなんだ。このスポーツで成功できるとみんなに伝えていることになるからね」

「10年ほど前にプロとしてこのスポーツのキャリアを始めた。ベルトを手にできたら素晴らしいものになるだろうね。プロキャリアの目標は最高の選手になることで、それ以降はさらなる目標が必要になるだろう。でも家族と一緒に一瞬一瞬を楽しもうとしているよ。この試合の後は休みを取って家族とどこか素敵な場所に行きたいね。(ベルトを獲って)世界一幸せな男になるよ」