元ライトヘビー級チャンピオンのジョン・ジョーンズは、保持していたタイトルを返上して、今後ヘビー級へ転向することを示唆しました。
まだヘビー級でのデビュー戦は決定していないものの、現在でもトレーニングは続けています。Instagramでは写真もアップされています。
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最近ライトヘビー級からヘビー級に転向した選手にアレクサンダー・グスタフソンがいますが、今年7月のデビュー戦ではヴェウドゥムに第1ラウンドサブミッションで敗れています。
ジョーンズは『ESPN』のインタビューで、ヘビー級への転向は単に体重を増やすだけではいけないとの考えを明らかにしました。
「それ(グスタフソン)が正しい方法だったとは思えないんだ。単に体重が増えたからといって、生まれつき大きな体のヤツらに対抗できるとは限らないからね。時間をかけて自分に合った体、新しいスピードやリズムを見つけなければならない。そして試合に臨むんだ」
ジョーンズはライトヘビー級で多くの強豪選手に勝利しており、そのままライトヘビー級で戦うモチベーションを維持するのが難しかったと語っています。
「ライトヘビー級は面白かったが怖くなくなった。誰も怖くなくなってしまったんだ。そしてそれが自分のパフォーマンスにも表れていたと思う。もちろんハードなトレーニングは続けていたよ。でも最後の試合では緊張感がなくなっていたんだ。次に立ち向かうヤツらに対しては敬意を抱いている。彼らは驚異的だよ。全く別の方法で私を奮い立たせてくれるんだ」
現ヘビー級チャンピオンのスティーペ・ミオシッチは、3月頃にフランシス・ガヌーとの防衛戦が期待されています。
もしヘビー級タイトルに挑戦するとなると長期間待たされることになりますが、ジョーンズはヘビー級デビューまで焦っていないと語っています。
「計画は進んでいないよ。時に(ヘビー級の)トップ10にいる選手が挑戦権を得るべきだと思うこともあるからね。新しいことを始めると何が起こるかは理解しているよ。中途半端にやってもしょうがないって思うんだ。最近ではビッグマネーがもらえる試合を狙っているよ。周りのみんなを大切にしたいからね」
UFCのパウンド・フォー・パウンドランキングで1位だったジョーンズは、ヌルマゴメドフに抜かれたときに不満を示しました。しかしもしヘビー級タイトルを獲得できれば、史上最高の選手として疑う余地はないだろうと語っています。
「私が引退しても議論はしないで欲しいね。ライトヘビー級でのキャリアは素晴らしいものだったと思っている。私ははるかに偉大なライトヘビー級選手だ。このスポーツの歴史においても最高の選手だと心の中では思っている。でも議論はしないで欲しい。そしてヘビー級タイトルを獲得することが私ができることであり、それこそ自分がやるべきことだよ」