インタビュー・コメント

トニー・ファーガソン「タイトルが遠く感じる」

トニー・ファーガソンは過去に12連勝をしてきたものの、正式なタイトルに挑戦したことは一度もありませんでした。

ヌルマゴメドフとのタイトル戦が予定されていたことはあったものの、ケガとパンデミックによって実現することはありませんでした。

今週末のUFC256でチャールズ・オリベイラと対戦するファーガソンは、今週のメディアデーで、12連勝してもタイトルに挑戦できなかったことから、今後も挑戦できるとは考えていないと語りました。

「タイトルが遠く感じるよ。ファーマーズ・インシュアランスのCMみたいに、もう少しで手に入るからと目の前でちらついている感じだね。何が問題なのかわからない。俺がメキシコ人だからか?俺はメキシコ系アメリカ人だ。12連勝していたし、8年前というとUFCに女子部門が存在していなかったし、コナー(マクレガー)は生活保護を受けていた。そんなことがあったのに俺はまだタイトル挑戦権を獲得できていないんだ。でも俺はまだここにいるし、待ち続けている。(暫定)ベルトは部屋に置いてあるよ。別のベルトを追うこともできるが、どれだけ欲張りなんだ?アルティメット・ファイターのトロフィーを持っている。UFCのベルトも持っているし、メダルも持っているし、俺は全てのチャンピオンリングを持つロード・オブ・ザ・リングだ」

オリベイラはライト級ランキング7位ですが、実績のあるファーガソンであればより上位の選手との対戦も期待されてました。しかし戦える相手がオリベイラしかいなかったとファーガソンは語っています。

「UFCはチャンドラーが試合をすると言っていたが、チャンドラーは試合をしないと言っていた。どこかで誰かがウソをついているってことだろう。俺はここで事実を話しているだけだよ」

「オリベイラが唯一戦える相手だった。チャンドラーは戦うことを望んでいない。ポイエーも同じ。マックナゲット(マクレガー)は逃げたし、ティラミス(ヌルマゴメドフ)はいなくなった。俺の上にいるアホどもは俺を5位に押しやりたいんだ。以前にもあったことだ。言いたくはないがマッチメイクは相手がいないと成り立たない。だから相手を見つけて連絡したんだよ」

ファーガソンは今回もメインイベントで正式なチャンピオンシップを戦えないことを嘆いています。

「セミメインが今のUFC256での状況だ。誰も俺がタイトルに挑戦するために声を上げてくれなかった。12連勝したのにだ。俺が何か悪いことをしたのか?誰かの足を踏んだか?自分の意見を言ったから?そんなにひどかったか?笑えてくるね」