昨年のUFC254で引退を発表したライト級チャンピオンのハビブ・ヌルマゴメドフですが、UFCのダナ・ホワイトが引退を認めていないことからまだタイトルを保持したままとなっています。
今のところヌルマゴメドフは復帰する意志を示していませんが、それは現在も変わっていないようです。
ヌルマゴメドフはロシアメディア『Match TV』のインタビューで、今後について次のように語っています。
「私は今4つか5つあるビッグプロジェクトに焦点を当てていて、それらに時間を割かなければならないんだ。選手としてのキャリアについて詳しく話したくはない。ダナは正直な人だし、私たちは常に正直な関係にあった。1週間前に私が送ったメッセージを彼はメディアに知らせることになると思う。秘密にすることではなくて、私に関することだけでなく、ライト級全般についてどのような展開を望んでいるのかを伝えただけだよ。この階級を止めて欲しくはないと伝えたんだ。でも一方でみんなは誰がタイトル戦を戦うのかすでに理解しているだろうけどね」
「彼らはすでに5月か6月頃にタイトル戦を行う計画を立てている。でも誰と誰が戦う?ライト級は進める必要があると言ったら、ダナは私にまだ終わっていないよって言っていた。2月末にラスベガスに来たら一緒に話をしようと言ってきたよ。ダナは何らかの決断を下す必要がある。でもそれが何であれ同意するよ」
1月のUFC257ではダスティン・ポイエーがコナー・マクレガーにノックアウトで勝利したことで、ライト級ランキング1位となっています。
ヌルマゴメドフは自身がこのままいなくなった場合、チャンピオンとして相応しいのはポイエーであるとの見解を示しています。
「個人的な意見としては、ポイエーがチャンピオンになるべきだと思うね。彼が戦った相手を見て欲しいんだが、ジム・ミラー、エディ・アルバレス、アンソニー・ペティス、マックス・ホロウェイだ。さらに私やコナーとも戦って、これらは全員トップ選手であり、もしかするとUFC殿堂入りを果たす選手たちかもしれない。UFCがタイトル戦を決めればライト級は興味深いものになると思う。それは今のところ保留されていて、ダナは考えをはっきりさせていないけどね。夏にはライト級が熱狂的なものになるだろう。ライト級には常にビッグスターがいて、最も競争力があって面白い階級だ。新しい世代がすでに登場しているし、チャンドラー、オリベイラ、ポイエー、ゲイジーなど多くの選手がいる。夏や年末に向けて面白い展開になっていくよ」