次回ペイパービューのUFC261では、メインイベントでカマル・ウスマン対ホルヘ・マスヴィダルによるウェルター級チャンピオンシップが行われます。
昨年7月に一度対戦しており、そのときはウスマンが判定で勝利したものの、マスヴィダルは1週間前に出場が決定したことから事前準備がほとんどできず、他に相応しいコンテンダーもいなかったことから彼らの再戦が決定しました。
さらに5月に行われるUFC262のセミでは、レオン・エドワーズ対ネイト・ディアスの5ラウンドマッチが発表されています。
エドワーズはランキング3位で8連勝中(ノーコンテスト含む)ながら、過去に一度ウスマンに敗れていることからまだタイトル挑戦に至っていない状況です。
この試合に対してウスマンは『ESPN』とのインタビューで、エドワーズにとってタイトル挑戦を後押ししてくれる大事な試合になるとの見解を示しています。
「ちょっと変わった試合だが、このマッチアップは気に入っているよ。レオン・エドワーズにとってはどうしても必要とする試合だと思う。彼のスキルは認めているし、彼が私に敗れてからどれだけ努力してきたかもわかっている。彼はとても努力していて、レスリングが上達し、テイクダウンやサブミッションを行いながら5ラウンド戦っていて、とても素晴らしい選手だ。彼がここまで行ってきたことの全てに敬意を表するが、一つ欠けているのは世間に認知されていなかったことだ。にわかファンに彼の名前を口にすれば、誰?って言われるだろう。言い方は悪いがそういった状況だったから、今回のような試合で彼は知名度を上げることができる。彼が出場してベストを尽くせば来週にはレオン・エドワーズのことをみんなが知ることになり、自分の存在を強くアピールできるだろう。今は8連勝中でその試合で勝てば9連勝になるだろうから、タイトル挑戦権を否定するのは難しくなるね」
エドワーズはディアスと戦うことで知名度を上げることができますが、一方でディアスもウェルター級ランキング3位のエドワーズに勝利すれば、一気にタイトル挑戦も見えてきます。
しかしウスマンはディアスからのタイトル挑戦は断らないとしながらも、ディアスがタイトル挑戦を望まないだろうと語りました。
「私に言わせれば?挑戦で間違いないね。私のことをよく知っているだろう。どんな挑戦にも避けることはしないんだ。誰の挑戦でも受けるよ。でも彼に言わせればどうだろう?選手がタイトル挑戦権はいらないとはっきり言う2人目のケースだと思う。コナー(マクレガー)が(フェザー級・ライト級に続いて)3本目のベルトについて口にしていたから、私から『いつでもやるよ、いつにする?』ってコナーにオファーしたんだ。でも彼は黙っていたし、返事をしなかった。つまり彼が『俺はそういうのを望んでいないし、やりたくないんだ』って考えていた最初のケースだ。そして今回が2人目のケースになると思う。だからもし彼が勝利することになったとしても、間違いなくタイトル挑戦を断ることになると思うよ」