インタビュー・コメント

カマル・ウスマン「挑戦したいなら積極的に試合をするべき」

ウェルター級チャンピオンのカマル・ウスマンは、今年すでに2試合を戦っており、さらに今年中には3試合目を戦うことを望んでいます。

ウスマンは夏が終わる前に再び試合をすることを考えているようです。

ウスマンは『ESPN』のインタビューで、積極的に試合を行っている理由を聞かれ次のように語っています。

「自分の体のことで多くの経験をして、今自分のキャリアの中でこの場所にいて積極的に試合をしようという認識に至ったからだ。私はこれまでに7回の手術を経験しているが、試合のたびに初めての試合のような感じがしてしまい、そういった感覚が好きではないんだ。たくさんの不安がつきまとう。世界チャンピオンであることに加えて、他の大陸からやって来ているから大陸全体のプレッシャーが肩にのしかかっている。さらにみんなが上手くないだの色々言っているから、それに耐えられなくなってくる。だからできることならたくさん試合をしたいと思うようになったんだ。なぜ積極的に戦わないのか?って感じでね。言えるのは私はこの9ヵ月間に3試合を戦ったが、中には3年間で3試合しか戦っていない選手もいる。自分は積極的にやろうとしているだけだよ」

UFCのダナ・ホワイトは次の挑戦者としてコルビー・コビントンが有力だと主張していたものの、ウスマンはすでに一度勝利していることから再戦には興味がないと語っています。

「戦いたくないとは言わないよ。試合がしたいし、誰であろうと関係ない。結局のところ、挑戦権を得るために何を成し遂げたのかってことだ。5ラウンド戦って相手が自分のあごを折ったことで試合を終わらせたというのは名声として主張することはできない。マスヴィダルも私と5ラウンド戦った。タイロン・ウッドリーも5ラウンド戦った。私が9ヵ月間で3試合戦っているのに、3年間で3回戦っただけで挑戦できるとは思えないだろう。チャンピオンはこの階級で最も積極的な選手であるべきではないのだからね」

「この階級にいるみんなと戦って一巡して今戻ってきている。だからみんな何もせず待ちながら次は自分だと主張している。そんなものは信じないよ。積極的であることを示して欲しいね。レオン・エドワーズは確かに2年間試合をしていなかったから調子が悪かったが、私と戦って以降は素晴らしい戦績を残している。8連勝とかそんな感じだろう。マイケル・キエーザは4連勝して、ビセンテ・ルケも復帰して連勝しているのに、なぜ彼がまた挑戦することになるのか?私と5ラウンド戦ってあごを折られたことで試合が終わったから?それは私にとって何の意味もないことだね」

UFC263ではレオン・エドワーズ対ネイト・ディアスが行われますが、ウスマンはどちらかの選手が印象的な活躍をすれば、次にタイトル挑戦の可能性もあると語っています。

さらにミドル級チャンピオンのイスラエル・アデサンヤがマービン・ヴェットーリに敗れた場合、将来的なミドル級挑戦も考える可能性があると示唆しています。

「(エドワーズ対ディアスは)色々な意味合いがあるからどうなるか見てみたいね。もしレオンが素晴らしい活躍を見せれば意味のあるものになるし、ネイトが素晴らしいパフォーマンスを見せても意味のあるものになる。マービンとイスラエルの状況についてはあまり考えたくはないね。私はイジーを100%支持しているし、彼なら成し遂げられると思っている。マービンも好きだけど、イジーは以前にも勝ったことがあるし、今回も勝てると思うよ。でももし私が実際にベルトに挑戦するとなったら、イジーがいない状況になるだろう。もしイジーがチャンピオンでないのなら、それを考える可能性はあるかもね」