今月開催されるUFC267では当初アルジャメイン・スターリング対ピョートル・ヤンのバンタム級チャンピオンシップが決定していました。
しかしチャンピオンのスターリングが首の問題によって欠場が決まったことから、代わりにコーリー・サンドヘイゲンが出場してヤンと暫定タイトルをかけて戦うことになります。
サンドヘイゲンは『The MMA Hour』に出演し、ヤンはバンタム級で高く評価されていることから、この試合は暫定タイトル戦であっても真のタイトル戦に値すると語りました。
「みんなヤンのことをこの階級のチャンピオンでありベストな選手であると見ているだろう。この試合は大きな意味があると思う。今UFCベルトをかけて戦うが、それはたとえ暫定であっても自分がチャンピオンになったように感じられるだろうね。スターリングやTJとの敗戦について声が小さくなっていることは確かだが、この階級での再戦もまたとてもエキサイティングなものになるだろう。ワクワクしているよ。もしヤンに勝てば自分が真のチャンピオンになったような気がするよ」
7月にTJディビジョンにスプリット判定で敗れた後、12月頃に復帰しようと考えていたようです。
しかし時間が経つにつれて10月のタイトルマッチでどちらかが欠場することを想定して、トレーニングしていない状態でいることは良くないと考えた結果、実際に出場が決まって本格的なトレーニングキャンプを開始したと語りました。
「自分が絶対に代わりになると言っていたし、そのつもりでいたよ。結果的にその役割を担うことになったね。もしそうなるのであれば、このチャンスを逃したくはなかったんだ。前の試合の後に少し休みが必要だと感じていたから、じっくりと考えたよ。あれはちょっと大変だったから、少し心を休めたかったんだ。でも試合が近づいてくると、この試合に向けてハードなトレーニングをしようと思うようになった。もし何か問題が起きて頼まれたとしても、準備をしていない状態ではいたくなかったからね。体重を作れないからといって断ったり、そういう大きなチャンスを逃すような人にはなりたくなかったんだ。8～9週間前から準備をしようと思っていたよ」
「6週間前からとてもハードなトレーニングを始めたんだ。それにジムでチームメイトの手伝いをしていたけど、普通に生活しているだけでは大変だから無理はしないようにしていたんだ。少し前から準備を始めたよ。長い間ヤンのことを考えてきた。いろいろなことが重なって試合が実現したことに本当に感謝している。時間はまだ十分にある。たとえ10週間前に試合が決まったとしても、これ以上の戦いにはならないだろうね」