インタビュー・コメント

シリル・ガーヌ「ガヌーのパワーは怖くない」

8月のUFC265でデリック・ルイスに勝利したシリル・ガーヌは、暫定ヘビー級タイトルを獲得しました。

来年1月のUFC270では、現チャンピオンのフランシス・ガヌーとタイトル統一戦を行う予定です。

ガヌーといえば現在5連勝中となっており、5試合全てパンチによる1ラウンドもしくは2ラウンドによるKO勝利となっています。

ガーヌは『Submission Radio』に出演し、ガヌーのパワーはそれほど心配していないと語りました。

「怖くないよ。デリック・ルイスにもノックアウトできる大きなパワーがあったからね。デリック・ルイスもビーストみたいなものだ。だがそれは問題ではなかった。試合を見ると、彼のパンチに合わせてインサイドに留まっていた。だから問題ないよ。怖さはない。自分に自信を持っているからね。ムエタイを始めたときもそうだったが、これまでのキャリアでどんな試合でも目の前には自分より経験豊富な選手がいた。毎回だ。だからこそ全てできると確信していたし、それをやり遂げてきた。今回もチャンスがあると思っているよ。彼には彼の良さが、自分には自分の良さがある。そして1月にどちらが相手より優れたゲームプランを立てることができるかわかるだろうね」

フランスにあるMMAファクトリーで、ガヌーとガーヌは数年前にスパーリングを行ったことがありました。

短い時間だったもののそこで一緒に過ごした経験から、ガヌーのパワーは理解していると語っています。

「初めてスパーリングをしたとき、この人は本当に強いパンチが好きなんだなと思ったのを覚えているよ。彼のパンチはホンモノだ。ただのスパーリングでも強いパンチが好きだったんだ。私にとっては、フランシスと自分を比較することができて良かったと思っている。なぜなら私がMMAを始めたときには、彼はすでにトップ5に入っていたからだ。自分のレベルを比較するにはとても良かったよ」

「彼の強さは誰もが知っている。ノックアウトできるパワーを持っていることは明らかだ。だから驚くことではない。ジムでのスパーリングでも全く同じだよ。だからそれで彼のことを少しは知ることができたが驚きではない。私にはフェルナンド・ロペスがいる。彼は彼のコーチでもあった。だから何もしないよりは役立つだろう。特別なことは何もない。短いスパーリングは自分の経験のために役立っただけで、将来の試合のために知っておく必要はないんだ」