現在5連勝中のグローバー・テイシェイラは、UFC267でヤン・ブラホビッチが持つライトヘビー級タイトルに挑戦します。
テイシェイラは2014年に当時チャンピオンだったジョン・ジョーンズに挑戦したものの敗れており、それ以来タイトルに挑戦する機会はありませんでした。
ところが2019年に入ってから5連勝を成し遂げたことで、再びタイトル挑戦権を手に入れることになりました。
テイシェイラは今週行われたUFC267のメディアデーで、どうやって5連勝を成し遂げることができたのかと聞かれ、次のように語っています。
「このスポーツに対する情熱だよ。最近ではより規律を重んじるようになり、チャンピオンになるために何をするべきかを考えるようになった。もちろんこれまでは上手くいってこなかったのだから、何か間違ったことをしていたんだろう。グスタフソンやアンソニー・ジョンソンと戦ったときもチャンスだったが、再びタイトル挑戦権を獲得することができなかった。そのとき自分に対して『ここで時間をムダにしている。どうすればいいんだ?』と問いただしたんだ。パフォーマンス・インスティテュート、コーチなどから教えを請い、どれだけタイトルが欲しいのか再認識したよ」
今週42歳になるテイシェイラは40歳を超えてUFCで5連勝を成し遂げた唯一の選手です。
さらにブラホビッチに勝利すれば、UFCで初めてタイトルを獲得した最年長チャンピオンになります。
テイシェイラはUFC267でタイトルを獲得することで、これまでに誰も実現しなかったことを成し遂げたいと語りました。
「ファンはこういったことが好きだし、私もこのスポーツのファンだ。私が好きなのは、多くの人がやったことのないことを成し遂げて状況を乗り越えるときだ。もし私が今このタイトルを獲得したら、これまでに誰がそれを成し遂げたのか?UFCでは(40歳以上でヘビー級タイトルを獲得した)ランディ・クートゥアただ一人だけだ。難しいことだけどここにいられることを嬉しく思うし、土曜日の夜にはタイトルを手に入れるつもりだよ」