ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催されたUFC268のメインイベントでは、カマル・ウスマンがコルビー・コビントンに判定で勝利して5度目の防衛に成功しました。
ウスマンは試合後の記者会見で、コビントンはウェルター級で自分に次いで2番目に優れた選手だと語り、敬意を示しました。
「選手として彼を尊敬しているが、彼はこの階級で次に最高のヤツだ。彼は粘り強く非常にタフだ。はっきり言うと、(モハメド)アリには(ジョー)フレージャーが必要だった。彼らはみんなそうだ。偉大な選手になることはできても、常に自分を後押ししてくれるヤツがいるものだ。彼はその一人だね。オクタゴン外での彼は、私を含めてほとんどの人が好きではないけど、選手としての彼は尊敬しなければならないね」
「(再戦するかどうかは)わからないね。彼はタフだ。この階級にいる多くの選手を鍛え上げてくれると思うし、それは彼次第だよ。彼が頑張ってここに戻って来る気があるなら、そして私がまだここにいるなら、実現することになるだろうね」
すでにコビントン、ホルヘ・マスヴィダル、ギルバート・バーンズに勝利してタイトル防衛に成功しています。
ウスマンは次の対戦相手については言及せず、まずは家族と過ごすつもりだと語りました。
「娘との時間が必要だ。娘は今夜試合中に気を失ってしまったからどうなるかわからないね。時間をかけなければいけないし、これは私にとって特別なことだ。彼女にとって思い出深いものにしなければならない。私は10週間家を空けていたが、時間が必要だ。今は戦うことについて考えられないよ」
またUFCのダナ・ホワイトも記者会見でウスマンのパフォーマンスを称賛しています。
「彼は今世界で最も優れたパウンド・フォー・パウンドであることは明らかだ。すぐにでもGOATについて議論を始めることができるだろうね。さらに彼は誰とでも戦うし、この男としか戦っていないわけではない。みんなと戦っていて2回目も倒すようになってきているね」
「勝ち続けることで誰にも破られないほどの記録を樹立することができると思う。アンデウソン・シウバは20年間で16勝しているが、彼は何勝できるだろうか?18勝なのか20勝なのかわからない。彼はいつまで戦いたいと思っているんだろうね。いずれわかることだよ」