インタビュー・コメント

フランシス・ガヌー「UFCが敵対関係を作りだそうとした」

UFC270ではフランシス・ガヌー対シリル・ガーヌによるヘビー級タイトル統一戦が行われます。

今月行われたUFC268のバックステージでは、ガヌーが元チームメイトであるガーヌ、MMAファクトリーのコーチであるフェルナンド・ロペスの前を横切ったところをUFCが撮影し、ソーシャルメディアに投稿したところ大きな反響を呼びました。

声を掛け合うわけでもなく、関係性が良くないかのように見えるこのシーンですが、ガヌーはUFCが作りだろうとしたものであると主張しています。

あのときに起こったことについてガヌーは、ダニエル・コーミエのYouTubeチャンネルで次のように語りました。

「あれこそUFCが待ち望んでいたものだ。あの映像を見ると、角を曲がったところで待っていた。彼らがそういったシーンを作りだしたんだ。何が起こったのかと言うと、ある女性が我々を席に案内してくれてこのセクションに連れてきた。そして彼らは無線で彼女に話しかけた。そして『すいません、間違えました』と言って、彼女は振り返って我々は戻って行った。どうしたら偶然そうなるのか教えて欲しいね。それが実際に起こったことだ。私が角から出てきたときに男がカメラを構えていた。映像を見ると、私が角を曲がったときにズームインしていた。映画のワンシーンのようにね。彼はそこで私を待っていたんだ。何かあったら撮ろうと思ってそこにいたのではない。そうではなく、誰かが来るのを知っているかのように待っていた。彼は私が来ることを知っていたんだ」

ガヌーとガーヌは敵対関係にはなく、トレーニングしていた頃も友好的な関係だったようです。

しかしガヌーはコーチのロペスとの関係は良くないことから、誤解を招かないようにガーヌたちのところには近づきたくなかったと語っています。

「彼のコーチが言ったように、彼にはナイーブなところがある。私も戸惑っていたんだと思うし、もし私がガーヌの側を一人で歩いていたら『やぁ、元気かい?』と挨拶していただろうね。あの日に試合をしたナッソーディン(イマボフ)には会わなかったし、シリルも問題なかった。でも彼の隣にいる人は知っているから気まずいことになるだろう。それにフェルナンドには挨拶せずに彼らにだけ挨拶しても、彼らに迷惑がかかるのではないかと思う。だからとても混乱した状況だったんだ。ここで何をすればいいの?みたいなね」