UFC271でデレク・ブランソンに勝利したジャレッド・キャノニアは、ミドル級タイトルの次期挑戦が濃厚となっています。
キャノニアは昨年8月にケルヴィン・ガステラムに勝利した後、お金がないから戦わなければならないと語ったものの、現在はすでにUFCと新しい契約を結んでいるようです。
キャノニアは『The MMA Hour』に出演し、以前の発言に反発はなかったのかと尋ねられ次のように語っています。
「誰からも何も言われなかったよ。それどころか新しい契約を結んだんだ。だからこれが新しい契約での最初の試合だ。ガステラムとの試合は契約での最後の試合、もしくは最後から2番目の試合だったと思うが、更新の時期が迫っていた。ガステラム戦の前にすでにマネージャーと契約を更新できる可能性があると話をしていて、今回はその契約の最初の試合だったんだ。みんなは私がUFCにファイトマネーのことで文句を言っていたと言っているね。そんなことはないし、UFCに文句を言うわけがない。だって自分の意志で契約にサインしたんだからね。彼らが私に契約書に無理やりサインさせたわけではない。ただESPNの重要な一部となっているUFCの選手は、NFLやNBAの選手と同じくらいの給料をもらうべきだし、ケガや家族のことなどでもある程度の補償はされるべきだということだよ」
キャノニアは新しい契約によって以前よりも稼げるようになったとしながらも、重要なのはトレーニングと試合だけで家族を養えるようになることだと語っています。
「私はいつだって裕福だ。それに我々は戦ったときだけ給料をもらう。他の選手たちはいろいろなことをやっていて、お金のために奔走しているラットレースの一員だ。それをハッスリングと呼ぶが、ハムスターが車輪の上にいるようなものだと思う。だから視点を変える必要があるんだ。私は他の人たちと違った見方をしている。自分がやっているのはトレーニングと試合だけだ。それが自分のやりたかったことだ。他のこともできるし、将来の計画もあるけど、今の時点で私がやっているのは戦うためのトレーニングだけだ。それだけで家族を養うことができるんだ」
「アラスカで6桁(10万ドル/1,150万円以上)の仕事を辞めたのも、UFCで6桁のファイトマネーをもらっているからだ。みんなからあいつはお金をもらっていないと思われるのはイヤだね。6桁という数字を聞くと、みんなはルイヴィトンのバッグなどを求め始めるが、私にとってはそんなもの関係ない。自分と家族の面倒を見れるようになることが重要なんだ。UFCとの契約や立ち位置については良い状態にある。もっとリッチになったり、有名になったりしたい。だからそこにたどり着きたいんだ」