インタビュー・コメント

コルビー・コビントン「今夜はマイアミの王が現われた」

UFC272のメインイベントでは、コルビー・コビントンがホルヘ・マスヴィダルに5ラウンド判定で勝利しました。

長年チームメイトだった両者でしたが、現在はライバル関係になっています。

コビントンは試合後の記者会見でマスヴィダルに勝利した気持ちについて次のように語っています。

「ただ色々な感情が入り混じっている。ある時期では本当に友人の一人だったが、彼は裏切り者でとても無茶苦茶なことを言う。メディアに対して偽の話を作ろうとしたし、そういったウソをつくんだ。彼は盗人だよ。だから感情に流されたのだが、それでもやはり支配していたね。俺がいかに優れているかや世界No.1の選手である理由を示しただけで、今夜は勝負にすらならなかったよ」

「俺は今マイアミの王だ。ホルヘはこの町を去る必要がある。我々2人がいるほど十分な大きさはない。彼は去る必要があるし、さもなければ再び引き起こすことになるだろうね」

コビントンは圧倒的なスコアで判定勝ちを収めました。

「何も驚きはなかったよ。開始1秒から25分までずっと圧倒的だった。彼の身振り手振りを見ていると、もう何も残っていないことがわかる。駐車場であと5ラウンドやる準備も出来ていたよ。もし彼がこのまま続けたいなら、駐車場であと5ラウンド戦えるだろうね。もう一人連れてこい、アメリカン・トラッシュ・チームよ。ヤツらが俺のところに何人も送ってきても、無事に帰ってくることを期待してはいけないね。一晩で2人倒すことだってできる。今夜はマイアミの王が現れたんだ」

マスヴィダルはUFC272の前に新しい契約を締結し、トップ5に入るほどの高給取り選手になったとされています。

「彼が今夜俺と戦う前に契約したのには理由があるんだ。彼は俺に勝てないことがわかっていた。彼は今夜のように最高のパフォーマンスを見せても、あれは俺にとって最悪なパフォーマンスだったし、それでも俺にとって楽な夜になることは知っていたんだよ」

コビントンはマスヴィダルに勝った後、ダスティン・ポイエーに狙いを定めました。

コビントンの最終目標であるカマル・ウスマンは現在手の手術で欠場しているため、その間に別の決着をつけることに興味を示しています。

「彼はすぐに反応した。やろうぜ。メディアで無茶苦茶言うのはやめてくれ。もし俺がメディアに何か言うとしたら、それはここに出てくるための裏付けになる。俺は約束を守る男だ。どこでもかまわないよ。UFCのオクタゴンでやる必要はない。もし彼が公園やストリートでやりたいなら、条件の一つとしては世界中の人に見てもらって楽しんでもらうことだ」