インタビュー・コメント

ネイト・ディアス「ベルトを追いかけたことは一度もない」

11月2日にはマディソン・スクエア・ガーデンでUFC244が開催され、メインイベントではネイト・ディアス対ホルヘ・マスヴィダルの試合が行われます。

この試合の勝者には特別に作られたBMFベルトが進呈される予定ですが、ディアスはベルトへの関心を示していないと言います。

今週水曜日(日本時間木曜日)に行われた公開練習の後、ディアスは記者団に対して次のように語りました。

「正直言うと、ベルトは気にしていない。ベルトは試合に加わらなければいけなかった。ずっとそうだが、ベルトは全ての人たちにとって、彼らが試合前に考えるための単なる実績に過ぎない。どのみち私はすでに自分が有利な立場に立っていることはわかっている。だからベルトを追いかけたことはないんだ」

「私はキャリア全体を通して、決してベルトのことを考えてはいなかった。考えていたのはただ試合をして勝つことだけだ。BJペンは私がやってきた頃はずっとチャンピオンだった。彼をとても尊敬していたし、私は彼を見て育った。だから私は彼に追いつくことはできなかったんだ。私はただ戦ってきただけで、自分が最高のファイターであるとみんなに示してきた。他のヤツらのようにベルトを追いかけたことは一度もないんだ」

「だから今は単にベルトがもれなく付いてくるだけだと思うね。どうあれベルトはすでに自分のものだ。自分がそれを生み出したんだからね」

ディアスは試合が行われる土曜日が待ち遠しいと語ります。

「こんなに多くのメディアがいることには全く興奮しないね。要点を言って終わらせて、ここを立ち去りたい。気が進まないが仕方がないね。今日は何曜日?水曜日?もう金曜日か土曜日だったら良かったのに」

UFC244は多くの注目を集めていますが、ディアスはもし自分がファンであってもこの試合を見たかっただろうと語りました。

「彼が前回の試合を戦ったずっと前から個人的に私は彼のことを知っていた。もし私がこのスポーツのファンだったら、自分対マスヴィダルもしくは兄貴(ニック・ディアス)対マスヴィダルの試合を見たかっただろう。なぜなら他のヤツらはみんな弱くて負けるからね。中には素晴らしい態度、素晴らしい個性などを持ったファイターもいる。でもマジメに戦っている限り、誰であっても十分注意を払うような試合になることははっきりしている。おそらく想像できる最高の試合は自分と彼になるだろうね」