インタビュー・コメント

イスラエル・アデサンヤ「キャノニア戦は満足している」

今月開催されたUFC276ではミドル級チャンピオンのイスラエル・アデサンヤがジャレッド・キャノニアと対戦し、5ラウンド判定により勝利しました。

アデサンヤはタイトル防衛には成功したものの、パフォーマンスが慎重すぎるとしてファンから非難されることになりました。

しかしアデサンヤは自身のYouTubeチャンネルで、前回の試合についてパフォーマンスには満足していると語りました。

「試合の2日後に試合を見直したんだが、1回見ただけでもう十分だよ。とにかく満足のいくパフォーマンスだった。パフォーマンスに有頂天になることはなかったが満足はしている。世間で言われているようなものではなかったね。あまり力を緩めるようなことはなかった。ただフェンスに抑えられたときだけは上手くいかなかったね。必要なときは離れて、離れた途端に戦い続けた。いつもならそのままの状態でいるのだが疲れるのがわかる。その状態でいるだけで圧迫されているのを感じるからだ。彼が弱くなったらすぐに離れてプレッシャーをかけてチャンスを作ろうとした。ただそのときにチャンスが作れなかっただけだよ。でもこういうこともあるさ」

試合前に期待値を上げたアデサンヤは、ファンの期待通りのパフォーマンスを披露することができませんでした。

しかし自分自身は期待を裏切らないファイターであるとし、自分がトップであるが故に論争になっていると主張しました。

「カードを見れば、みんなは私だけでなく他の選手にも同じように試合で何をしているのかと語っているね。マックス・ホロウェイにエールを送ると、彼は『自分に自信を持っていたから、3ラウンド以上になっても驚かないよ』と言っていた。彼は仕事を成し遂げられなかったが、倒れている人を責めることはないだろう。起きている人だけを責めればいい。我々はみんな自分がやろうとしていることを信じている。マックスだけじゃなく他のみんなもだ。 自分が何ができるのか、何をすればいいのかがよく分かっていて、それを実行しようとしていたのに、思うようにいかなかった。でもやはり非難されるのは私の方だ。あの試合は惰力で進むという意味のアクセルを緩めることは一切なかった。惰力でやっていたわけではない。彼が倒れるまで手を出し続けるつもりだった。カウンターされたり劣勢に立たされるのがわかっていたから、積極的な関わり合いはしたくなかったし、それは愚かなことだ。だがそれでも私は彼の顔の目の前にいたんだからね」