今週末に行われるUFCファイトナイトのメインイベントでは、ブライアン・オルテガとヤイール・ロドリゲスが対戦します。
オルテガは昨年9月に行われたフェザー級チャンピオンのヴォルカノフスキーとの対戦で、ギロチンチョークを決めて追い込んだものの、最終的には外されて判定で敗れることになりました。
オルテガは今週行われた記者会見で、ヴォルカノフスキーとの試合を振り返って次のように語っています。
「何度も何度も映像を見返して、彼はどうやってあの締め技から抜け出したんだろうと考えていた。正直言うと、あのとき気持ちは喜んでいたんだ。ギロチンをしていたとき、これから世界チャンピオンになるんだって感じだった。タップするのを待っていたんだが、そのときは一向にやって来なかったね。彼が抜け出してヤバいと思ったら、その後彼が打ち勝っていたよ」
「見逃していた細かい調整がある。小さなことだがやり直しをすることがある。選手として自分の糧になるものにこだわって色々やっていく。まぁ特に心配はないよ。他にも苦手なことを練習しないとね。そして試合に出る状況になったときに、細かいことを忘れてしまって現実を突きつけられたような感じだったんだ。自分が何のためにここに来たのかを忘れるなってことだね」
敗れたもののオルテガはヴォルカノフスキーから多くを学ぶことがあると語りました。
「この数か月間は全てのファンから『もう少しでチャンピオンになれたのにね』って言われたから、『ありがとう、このくそったれ』って感じだったよ(笑)。まさか俺が考えていないと思っているのかい?わかっているよ。自分とともに生きなければいけないのだからね。俺も彼を見習わなければならない。彼は自分自身のことを紛れもなく最高の選手であると確信している。俺もそうなりたい。もしチャンピオンになりたいのなら彼のやり方を見習わなければならないし、そういったメンタリティになればそうなるよね。自分もそういった存在になるために、ベストを尽くして一生懸命頑張っているんだ」
現在のフェザー級ランキングではオルテガが2位、ロドリゲスは3位タイとなっており、1位のマックス・ホロウェイがすでに敗れたことから現在はNo.1コンテンダーが不在となっています。
対戦相手のロドリゲスはすでに勝ったらタイトル挑戦権を与えられることをUFCから約束されたと語っており、オルテガも勝ったらタイトル挑戦を期待していると語りました。
「個人的には勝ったらまたタイトルマッチをやれとは言われていないが、今の状況を見れば理にかなっているだろうね。俺のキャリアではどういうわけかいつもこういう状況になるがやるしかないんだ。この試合に関して言えば、もし勝った方がタイトル挑戦権を得られるのならそれは良いことだ。チャンピオンを最も苦しめたのは今のところ自分だからね。彼が最も苦労した、もしくは対戦して危険な存在なのは自分だよ。世界中の人がそれを目撃したんだからね」