インタビュー・コメント

スティーブン・トンプソン「ホランドとは暗黙の了解があった」

先週末に開催されたUFCオーランドのメインイベントでは、スティーブン・トンプソンが第4ラウンドTKOでケビン・ホランドに勝利しました。

試合は序盤から打撃戦が繰り広げられ、トンプソンが倒れてもホランドはグラウンドで勝負することはありませんでした。

試合後の記者会見でトンプソンは、ホランドとの会話でテイクダウンは狙わないとの暗黙の了解があったことを明らかにしました。

「この試合に臨むにあたって暗黙の了解みたいなものがあった。第1ラウンドで彼の打撃に倒れてしまったが、彼は起き上がらせてくれた。第1ラウンドで彼に、テイクダウンはしないと言われたよ。俺にとっては良い感じだった。テイクダウンしないように第1ラウンドにお互いに握手したようなものだったね。だが最終的に彼はテイクダウンを狙ってきたから、おい、話が違うだろって思ったよ。彼は自分のやるべきことをやるしなかいって思ったんだろうね」

「彼は俺にずっとスピードを落とせと言っていたが、そのたびに彼にはすまんなって言っていたよ。楽しかったね。彼は陽気なんだ」

試合中お互いに偶発的に頭がぶつかっても、そのたびに声を掛け合っていたと語っています。

「お互いに頭がぶつかるたびに、彼はごめんなって言っていたけど、俺は『構わん、試合を続けよう』って言っていた。そこでは楽しい会話もあったんだ。もし彼がいなかったら我々は面白い試合ができなかっただろう。ケビンには感謝しているよ」

トンプソンは次の対戦相手について具体的な名前は言及しなかったものの、ホランドと同じタイプの選手と戦いたいと語りました。

「もしそういった試合を望まれるなら、俺にストライカーと戦わせて欲しいね。もちろん常にタイトルは目指しているよ。それは常に最優先事項だけど、その過程で面白い試合をするのはどうだろうか」