インタビュー・コメント

ダナ・ホワイト「UFC282で勝った方はテイシェイラと戦う」

UFC282では当初イリー・プロハースカがライトヘビー級タイトルの防衛戦を行う予定でした。

しかし肩を負傷して手術を受けることになり、長期欠場が予想されることからプロハースカはタイトルを返上するを決断しました。

UFCのダナ・ホワイトはパディ・ピンブレットのポッドキャストに出演し、プロハースカが半年で復帰したいと考えているものの、それ以上かかる見通しを語りました。

「あの夜はミーティングをしていて、彼が再び戦う可能性について話していたとき、彼は5ヵ月後くらいに復帰できると思うと言っていた。医師も一緒だったんだが、医師は現実的に復帰時期を考えて欲しいと言っていたよ。彼には5~6ヵ月後に復帰してまた肩を壊すような、そんなプレッシャーを感じて欲しくはないと言ったんだ。時間をかければいい。適切な手術を受け、あの夜彼は私にタイトルを保持し続けるつもりはなく、返上すると決めたんだ」

プロハースカの肩のケガはトレーニング中に起こったものであるものの、その後の対処方法によってさらに悪化してしまったことをホワイトは明らかにしました。

「あの夜は医師に診てもらったんだが、UFCの歴史の中で最悪の肩のケガだと言っていたんだ。かなりひどい状況だ。彼はまだ戦いたがっていた。チャンスをつぶしてしまったからね」

「肩が飛び出てしまって、ジムにいた人たちでソケットに戻そうとしたんだが、とんでもないことになって彼の肩を壊してしまった。彼や選手たちには、もし何かあったときには車に乗って病院へ行けと言ってあるんだ。費用は全てこちらで負担する。みんなジムの連中が肩を治してくれると思っているんだろうが、リスクを冒さないで欲しい。病院へ行けよ。おかしいんじゃないか」

ホワイトはプロハースカがかなり長い期間欠場することを予想しています。

プロハースカはベルトを返上してチャンピオンでなくなったとしても、変わらずチャンピオンとして目を向けられるだろうとし、回復すればタイトル奪還のチャンスがあるだろうと語りました。

「彼はまだチャンピオンとして目を向けられるだろう。ベルトを失ったわけじゃなく返上したんだからね。彼らはタイトルをかけて戦うことになる。あの肩の手術から復帰するまで、実際のところ2試合あるかもしれないよ」

UFC282でブラホビッチかアンカラエフの勝った方は、次のタイトル戦で本来挑戦する予定だったグローバー・テイシェイラと防衛戦を行うことになると語りました。

「100%(次はテイシェイラ)だ。その試合はグローバーにオファーされた。でもその試合を受けたくなかったんだ。イリーが復帰するまでおそらく2試合あるだろうから、次はグローバーになるだろうね」