3月5日にラスベガスで開催されるUFC285のメインイベントでは、空位となったヘビー級タイトルをかけて、ジョン・ジョーンズとシリル・ガーヌが対戦します。
元ライトヘビー級チャンピオンのジョーンズは2020年2月以来のオクタゴン復帰となります。
この試合が決定する前にヘビー級チャンピオンだったフランシス・ガヌーがUFCと条件が合わずに退団することが明らかになっており、空位となったことでガーヌが出場することになりました。
ガーヌは『MiddleEasy』のインタビューで、ガヌーが退団したことは自身にとって良い決断となったと語りました。
「UFCとの争いを望んでいて、彼のように自分の状況にこだわっているのだから、この決断には驚かなかったよ。もしかしたら彼はMMAでのキャリアを止めて、ボクシングでお金を稼ぎに行きたいだけなのかもしれないね。これは選択であり、私にとっては間違った選択ではない。正しい選択だよ」
2022年1月に行われたUFC270では、ガヌーとのヘビー級タイトル統一戦が行われたものの、ガーヌは5ラウンド判定の末敗れました。
この敗戦はガーヌのキャリアで唯一の黒星となっています。
ガヌーが退団したことで再戦が行われる可能性は低いものの、ガーヌは敗れたことを気にしておらず、次のタイトル戦に焦点を当てていると語っています。
「いや、そのため多くの人たちからフランシスにリベンジしたいんだなと言われることがあるけど、それは違うと答えているよ。私はただベルトが欲しいだけなんだ。だからこの負けは問題ない。バカげた敗北だったわけではないからね。本当に惜しかったんだ。だからそんなことはないよ。これで痛みを感じることはない。それで問題ない。本当に大丈夫なんだ」
ガーヌは素晴らしいキャリアを積み上げてきたジョーンズと戦えることに満足していると語っています。
「本当に楽しみだよ。ジョン・ジョーンズは偉大なキャリアを歩んでいて、誰もが彼と戦いたいと思っている。だからとても嬉しいことだ。UFCのみんなに、そしてジョン・ジョーンズにも感謝を伝えたいね。コーチからも、彼が前回チャンピオンになったときは、私がバスケットボールをやっていたと聞いていたから、とてもワクワクしている。だからキャリアが浅い私にとっては、本当にすごいことなんだ。ラッキーだね」