インタビュー・コメント

メラブ・ドバリシビリ「アルジョとは戦わず待つつもりだ」

先週末のUFCファイトナイトのメインイベントでは、メラブ・ドバリシビリがピョートル・ヤンに判定で勝利しました。

今後ドバリシビリはバンタム級タイトルに挑戦が可能になるものの、現チャンピオンのアルジャメイン・スターリングが友人でありチームメイトでもあることから、戦うことを拒否しています。

UFCのダナ・ホワイトはイベント後の記者会見で、ドバリシビリがタイトル戦を拒否していることを批判しました。

ドバリシビリは『The MMA Hour』に出演し、ホワイトがそのことについて言及したのは今回が初めてではないことを明らかにしました。

「(ホワイトの会見を)見たんだけど、実はこれが初めてのことではないんだ。最初に彼が言ってきたのはジョゼ・アルドに勝った後だったが、ジョー・ローガンにまた聞かれたから、もうこういう質問はしないで欲しいとはっきり言ったよ。試合直前には、勝ったらアルジョと戦うのかと聞かれたから腹が立ったんだ。なぜ今聞いてくるのか?と言ったよ。みんなが同じ質問をしてきて、アルジョはすでに試合が決まっていたから話はもう終わりだ。それが本心だと言った後、ダナ・ホワイトに会ったんだけど、彼はコーチに対して、私がそのことに言及するべきではないと言っていたよ。その後マッチメイカーのショーン・シェルビーが、(ショーン)オマリー戦、(マルロン)“チト”ヴェラ戦、コーリー・サンドヘイゲン戦、ピョートル・ヤン戦は、もし彼らに勝てば友人とタイトル戦をすることになるから組むことができないと言っていた。ビジネスは理解しているけど、試合が組まれないのはとても悲しかったね。でも幸運なことに、ピョートルがプッシュしてくれて試合が実現したんだ。満足しているし、感謝しているよ」

スターリングがフェザー級に転向すれば、バンタム級タイトル戦に出場すると語りました。

「ビジネスであることは全て理解しているけど、アルジャメイン・スターリングは友人であり兄弟なんだ。全て順調だよ。アルジョは今試合をしている。彼はヘンリー・セフードと戦うんだ。1週間ほどでジムに戻り、ヘンリー・セフード戦に備えるために彼をサポートするつもりだ。その後にはオマリーを倒すだろうし、彼は上の階級に転向するつもりだと言っていた。もし彼がフェザー級転向を望むのであれば、私もタイトル戦をやるつもりだよ」

スターリングは5月6日のUFC288でヘンリー・セフード戦が決定しており、勝った場合は次にオマリー戦が予想されることから、場合によっては今年中にタイトル挑戦ができない可能性があります。

しかしドバリシビリは、現在バンタム級ランキング1位であることから、他の選手と戦う必要はなく待ち続けると語りました。

「むしろ待ちたいね。ヤンには勝ったし、ヤンはサンドヘイゲンに勝っている。私はアルドにも勝っているし、アルドは“チト”ヴェラに勝っている。私が彼らより優れていることを証明する必要はない。むしろ待ちたいくらいだよ」

「もし私にアルジョと戦わせたいなら、10億ドル(約1300億円)を支払わないといけないかもしれない。そのときは準備をするよ」