インタビュー・コメント

UFC291で試合中止のワンダーボーイが補償を求める

UFC291では当初ワンダーボーイことスティーブン・トンプソンとミシェル・ペレイラが行われる予定でした。

しかし前日計量でペレイラがウェルター級規定体重の170ポンド(1ポンドは許容範囲)から3ポンドもオーバーし、体重を作ったトンプソンがキャッチウェイト戦を辞退したことから、試合が行われませんでした。

トンプソンは『The MMA Hour』に出演し、試合が中止されたことでUFCからお金が支払われておらず、補償を求めるために話し合っていることを明らかにしました。

「現時点では、私のマネージメントがUFCと話し合っているところだ。まだ何も支払われていないんだ。ダナ・ホワイトが休暇中なのは知っているよ。彼はワーカホリックだから、当然といえば当然だけど、UFCは私のことをちゃんと見てくれるような気がする。やるべきことはすべてやった。契約書にサインしてそれを守り、UFCが言ったことを実行することに関しては、できるだけ立派であろうとした。UFCが私に求めていることをやってきたし、UFCは私のために正しいことをしてくれると思っている。まだ話し合いは続いているよ。ダナ・ホワイトが休暇から戻るのを待っていると思う。でも現時点では何もないんだ」

「(もしUFCがいかなる補償も提供しないとなった場合)100パーセント間違いなくがっかりするよ。誰だってそうだろう?自分は何も悪いことをしてないのに、対戦相手が悪いことをした。もしそうだとしたら、本当にひどいことだ。でも私はポジティブだから、彼らが正しいことをしてくれるような気がしている。だから今も笑っていられるんだ」

トンプソンはUFCが今後同じような決断を迫られた選手を保護するための条項を契約書に加えることを望んでいます。

もしUFCが支払いに応じなければ、トレーニングキャンプの費用を全額負担することになってしまいます。

「契約書ではっきりさせるべきだ。そうすることで何かあったときに選手がカバーされるし、自分もカバーされる。というのも多くの人は試合に向けたキャンプを運営するために何が必要なのかを理解していないからだ。どれだけのお金を使うか、トレーナーやコーチを連れてくるためにね。今は5人のコーチと栄養士、それに理学療法にお金をかけている。この週末のイベントで私は最年長だった。試合の準備にはたくさんのお金がかかるんだ。あまり考えないようにしているんだけど、みんなはどれだけ大変な思いをしているか、キャンプがどれだけ大変なものなのか知らないんだ。こんなことになるなんて、ただそれだけでクレイジーだよ」