今週末に開催されるUFC298では、メラブ・ドバリシビリ対ヘンリー・セフードが行われます。
昨年5月に現役復帰したセフードでしたが、当時王者だったアルジャメイン・スターリングにスプリット判定で敗れました。
セフードは今週行われたメディアデーで、もしメラブに勝てばバンタム級王座に挑戦することができるとしながらも、負ければキャリアの終わりになると語りました。
「オール・オア・ナッシングだ。チームとともに失敗すれば全てを失うって感じだった。全て勝つか、全て敗れて去っていくかのどちらかだね。俺は終わったんだ。このスポーツに真剣に取り組んでいるからこそ、そのプレッシャーを自分に課している。みんなには引退したんだろって言われる。やることは全部やったんだろみたいなね。ふざけてやがる。何を示せばいいんだ?今はちょっとした怒りがモチベーションになっているよ。ちょっと自分に腹が立つけど、それでもやる気はあるんだ」
セフードは負ければ再びキャリアを終えるプレッシャーの中で、試合に臨む考えを明らかにしました。
「ああ、100%(引退)だね。大きなプレッシャーだよ。戦わなければいけないんだ。戦うためだけに戦い続けるつもりはない。俺は競争心が強すぎる。世界一になりたい。ベルトが欲しいし、もう一つ(フェザー級)のベルトも本当に欲しい。そこが俺のいるべき場所だよ。もしそれが手に入らないなら何もいらない。全て持っている。なぜ引退したのか?お金の問題ですらなかった。俺のモチベーションを高めてくれるものは他にあるんだろうか?それも少しあったんだけどね。ダナ(ホワイト)おじさんには、2つのベルトを防衛した後、報酬を上げてもらいたかったが仕方がないことだ。彼のことは敬意を払っているよ」
バンタム級王者のショーン・オマリーは、3月のUFC299でランキング6位のマルロン・ヴェラを相手に防衛戦を行います。
ランキング3位のセフードは、2位メラブとの一戦に最高のバンタム級を決める試合になると語りました。
「俺とメラブは、バンタム級で最高の試合だ。これが本当の世界タイトル戦だよ。ショーンはサンドヘイゲンに50-45で敗れた(ランキング)6位の相手を選んだ。それでタイトルに挑戦できるのか?意味をなしていないが、理解はしているよ。演劇やエンターテインメントの側面があるのは理解できる。ショーンはそれを作り出すことができるし、チャンピオンになればその影響力を持つことができる。自分にとってこの試合は、誰が世界最強かを決めるものなんだ」
これまでフライ級、バンタム級の2階級王座を獲得してきたセフードは、最終的な目標として3階級目となるフェザー級王座に焦点を当てています。
「俺の目標は、おそらくこの件でたくさんの誹謗中傷を受けるだろうけど、それでも目標はフェザー級だ。すでにバンタム級は打ち勝っているし、防衛している。前回の試合はスプリット判定で敗れたけど、上の階級でやるという目標は揺らいでいないよ。メラブに勝って、チト対ショーンの勝者とやりたい。そして誰がフェザー級のベルトを持っていようと勝ち取りたいね。俺の格闘技で成し遂げてきた功績を考えれば、俺を否定することはできないと思っているよ」