週末にメキシコシティで開催されたUFCファイトナイトでは、ブライアン・オルテガがヤイール・ロドリゲスに3ラウンドサブミッションで勝利しました。
1ラウンドでオルテガは厳しい状況に追い込まれたものの、反撃に転じて勝利しています。
オルテガは試合後の記者会見で、試合前に紹介されたときにジャンプして着地を失敗していたことを明らかにしました。
「俺にとって不利な状況について話すよ。ブルース(バッファー)が俺を紹介してくれたときに飛び上がったんだが、着地したときに足首をひねってしまったんだ。ああ、しまったって感じだったよ。コーチの方を見て、これはヤバいってね。彼は『心配するな。ゾーンに入れ。そんなことは問題じゃない』って言っていたよ。彼が紹介されたとき、足首を曲げようとしていた。『すぐに俺を失望させるなよ。5ラウンドもあるんだし、通常のコーメインイベントじゃないんだ』って思っていたよ。パニックにならなかったと言えばウソになる。それから間違いなく悪いスタートだったね。スタート直後にダメージを負ったよ。そしてゾーンに入らず、やるべきことに集中しなかったツケがまわってきたんだ。それでも生き延びたけどね」
「痛かったし、それを気にしていると試合に集中できなかった。『なんてバカなんだ。22,000人の観客の前で足首をひねって。みんなが応援しているメキシコのタフガイを相手にしているんだぞ』ってね。俺はあそこで悪魔と戦わなければならなかったんだ」
UFC298のメインイベントでは、イリア・トプリアがヴォルカノフスキーに勝利して、新フェザー級王者となりました。
今後トプリアは今年中にスペインで開催されるイベントで、防衛戦を行う予定です。
対戦相手はまだ決まっていないものの、ヴォルカノフスキーが再戦を行う可能性があります。
オルテガはヴォルカノフスキーの過去の実績から再戦は相応しいとしながらも、もし挑戦しないのであれば、次に王座挑戦に名乗りを上げると語っています。
「いくつか疑問はあるが、ヴォルクが偉大なチャンピオンだったのは間違いない。今彼を蹴落とすというのは、彼がやってきたことに対して失礼だと思う。物事には自ずと解決しなければならないものもあり、それはこれからわかることだ。でももし彼が戦いたくないと決めたなら、俺は喜んでスペインに行くよ」
「俺が今いる状況を考えてみてほしい。簡単な試合はないし、簡単な勝利もない。もし俺がフェザー級でランク外だったら、おそらく違っていただろう。でも2017年以降は、メインイベント、コーメインイベント、5ラウンドの試合ばかりだ。キャリアを振り返ってみれば、簡単な試合なんてなかった。ベスト中のベストな選手を相手にさせられたからね。(王者時代の)マックス(ホロウェイ)やヴォルクと戦った。誰とでも戦ったよ。それが俺なんだ。対戦相手を与えられれば、イエスと答える。この人だって言われれば、『いいね、やろう』って言うんだ」